【Flightradar24の正体不明機を分析する】日本を飛ぶアメリカ籍小型機?

今回見ていくのは、中部地方を飛行するアメリカ籍の小型機 N3195K です。機種はビーチクラフトバロン(B58)となっていますが、航続距離の短い外国籍の小型プロペラ機が日本を飛んでいるのは珍しいはずです。

2023年6月9日のスクショ
ADS-B Exchangeでも同等の表示

まず離陸したと思われる場所を拡大してみましょう。Flightradar24では、航跡の色から高度がわかります。以下の記事をご参照ください。

MLAT(ADS-B由来でないデータ)ゆえに誤差があるので、まさに離陸した瞬間を捉えることはできないのですが、浜松付近から離陸したようです。
航跡の延長線上には浜松基地があることがわかります(黄色で示した部分)。

外国籍の民間機が自衛隊専用の飛行場である浜松基地を発着するとは考えにくいため、この時点で自衛隊機が誤って検知されている可能性が高いと言えそうです。

次に速度を見ましょう。
バロンの最高速度はプロペラ機ゆえに386km/hですが、この飛行機は370kts(約685km/h)を記録しています。

もちろんHexも見ます。
A36B51と記録されているので、検索してみると、以下のサイトがヒットします。

T-400と記載されています。空自のT-400についてのページを見ると、速度の面からは妥当だと言えそうです。また、Wikipediaの浜松基地に関するページから、同基地にはT-400を使用する第41教育飛行隊が在籍していることがわかります。
これらの情報より、当該機はアメリカ籍の小型機ではなく、自衛隊の訓練機であると推定されます。

https://www.mod.go.jp/asdf/equipment/renshuuki/T-400/index.html


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