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2年前の昨日の翌日に

長らく遠ざかっていたnoteですが、こっそりと戻ってきました。理由は、やっと自分の枠を外すことができたからです。

何者でもない自分、何者でもないと思い込んでいた自分を受け入れて、そのままの自分を楽しむ。

言葉にすると、50字にも及ばない。簡単そうに思えて、実は案外、難しかったりするこの壁を、50代後半になってようやく崩すことができたのも、人工的に作られたものではなく、自然の中にある素のものに触れることの大切さを理解できたからです。一人で生きているのではないと気付いたからです。

人それぞれ持っている壁は違います。どの壁が高くて超えるのが難しいとか、どの壁が低くて誰にでも超えられるとか、そういうことではなく、それぞれに与えられる壁は、それぞれにとっての難関です。超えるための理由も与えられた人にだけが分かるものだと思っています。

そして、実際にその壁を越えられた時、大きな贈り物が届くということも、壁を越えられた人がわかる事です。

私が長い時間をかけて紡いできた縦と横の糸から生まれる小さなタペストリー。豪華でもなければ、希望に満ちたキラキラしたものでもありません。ただ一つだけ言えることは、それは、たくさんの人たちに支えられながら誕生した、世界に一つの私だけが作れたものだということ。

以前、この場所投稿していた時に、「文章が上手だとか下手だとかではなく、心の奥深くを掬うような言葉だから好きなんです」と言ってくださった方がいました。遠くにいても距離感がなく、同じ世界の空をぼんやりと一緒に見ていられるような方でした。

それでも私はずっと書けなかった。書き続けることができなかった。自分が書いたものと同時に、自分自身を受け入れることができなかったのです。

カレンダーを遡っていくと、最後に投稿したのは2年前の昨日。後戻りするのが嫌いで、前に進めないことに苦痛を感じていた私が、ふとまた書きたくなったのが2年後の今日。時空を超えた同じ所から続く一日でした。なぜか面白い偶然のような気がします。

今日はてんびん座の満月。風の時代が本格的に動き出した今、特に人間関係についての見直しを図る時です。自分がより自分らしくいられる居場所を作っていくのです。

何を書きたいのか、誰に向けて書きたいのか、どうして書きたいのか……。

それは、書きながらお話するとして、今日はコンコンと扉をノック。

偶然、目に留まったあなたが、ふっと柔らかい気持ちになれて、あなたの心の扉をノックできますように……。


不定期でゆるゆると日記のように書いていきます。
コメント欄も開いておきますが、慣れるまでしばらく、返信が遅れたりするかもしれません。よかったら、コメントくださいね。

では、また、この場所で……。


2024年3月25日

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