ワインの里deデート
公道の脇を埋めていた野菜畑が、気が付くと一面が枯れ木だらけになっている。どういうことだとビックリして見てみると、枯れ木だなんてとんでもない。そこには広大な葡萄畑が広がっていた。収穫のタイミングが違うのか、場所によってはまだ葡萄の実のついたままの畑もある。歴史的巡礼地とワインの名産地として世界的にも知られているリオハ地方の中心ログローニョは、思いのほか、小さな小さな町だった。
この小さな土地が世界一と呼ばれるまでに成長した最大の理由。それは、エブロ河流域の肥沃な土壌と恵まれた