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「ともに創る」に込められた想い。ふく成が受け継ぐ先代の言葉

2024年1月17日に食べチョクアワードを開催します!食べチョクアワードに先駆けて、日頃食べチョクを活用いただいている生産者さんにインタビューをしています。

過去2度に渡り、食べチョクアワードの水産物部門にて1位に輝いたふく成さんとの対談。
実は、今回のテーマである「ともに創る」のロゴをふく成の平尾さんにデザインしていただきました。
今回は「この文字に込めた想い」や「食べチョクとの歩み」、また「ふく成さんの今後の展望」について伺いました。
(インタビュアー:生産者サクセス/カスタマーサポート 岡野)


4年前、食べチョクとの出会い

ーー改めて、食べチョクへ出品するきっかけは何だったのか教えてください。

ふく成 平尾さん:
2020年のコロナ禍をきっかけに、売り上げが約8割減少してしまいました。
もう無理だと思った頃に、「生産者が正当に評価される世界へ」という食べチョクのコンセプトに共感し、どうにか助けてほしいと連絡。
1週間程度で出品ができるように準備していただき4月より販売をスタートしました。

ーーそうだったんですね。そこから、今まで食べチョクはふく成さんと様々なことでご一緒することになりましたね。

ふく成 平尾さん:ありがたいことに、企画などでご一緒することも増え、ふく成としても食べチョクに貢献できることは何でもやろう!という想いでご依頼を受けてきました。

ーー本当にありがたいです。今回も、この「ともに創る」のテーマをどうにか生きたものにしたいと思った時に、平尾さんがパッと浮かび、このロゴ作成のご依頼にもつながりました。

代表の秋元とふく成の平尾さん

「ともに創る」の5文字に宿った魂

ーー今回の食べチョクアワードのテーマである「ともに創る」を聞いた時に、率直にどう感じましたか?

ふく成 平尾さん:
食べチョクさんのイメージは「生産者さんと一緒にプラットフォームをつくっていく」という印象が強かったです。
なので、今回は「ともに」がとても大事なポイントになると思いました。
「一緒に」は丸く輪になる印象で、長く一緒にやっていくから文字に長さを出して「長く付き合う」を表現しました。

ーーたくさんデザインをいただく中で、「」マークのついているデザインが好きでした。
このデザインについては、どんな想いがありますか?


ふく成 平尾さん:
生産者が魂を込めて作った商品を、食べチョクが魂を込めて売る。
今回のデザインは、文字間が狭くなっていますが、これは「一体」を表現してともに歩む生産者と食べチョクを表現することで「食べチョクらしさ」を表しました。

「創」の「倉」は左が「長く続くように」という想いを込めています。
「リ」の下の部分は少しすくうように書いてみました。
私たちは本当に、食べチョクのみなさんに救われたと思っています。
なので、みんながこぼれ落ちないように、一緒の船にみんなで乗っているようなイメージで書き上げました。

食べチョクに登録している生産者さん、商品を買ったお客様がずっと一緒に共存できるように。

力強い文字に込められた熱い想い

ーーすごい....。そこまで考えて、想いを込めてくださったんですね。
そして、いろんな人の想いを乗せている部分が、平尾さんらしいと思いました。
私たちは生産者さんの想いをしっかり伝えていく立場として、改めて気を引き締めてがんばります。

食べチョクはファミリー

ふく成さんにとって「食べチョクと一緒に作る」とは一言で表すとどのようなことでしょうか?

ふく成 平尾さん:
一体感。ファミリー感。」食べチョクさんはまさに家族のような存在です。
家族のように話ができて、相談もでき、一緒に同じ方向を向いて進むことができます。
やはり、プラットフォーム側と、出品側とでは、なかなか通じ合えないことがあると思います。
そんな中で、私たちの想いを感じ取ってもらえることが大切になってきます。
一番最初に私たちが出会ったのが食べチョクさんだったからこそ、業者同士のやり取りではなく、家族のように接してもらえることが私たちにとっては大きなポイントでした。
何気ない質問でも真剣に答えてもらえるとか、困っている時に助けてくれるような、温かい会社です。

ふく成さんの事務所に訪問した食べチョクスタッフはメッセージを書くことが恒例行事

ーーありがとうございます。むしろ、私たちもふく成さんがいなかったらどうなっていたのかと思うほど、本当に一緒にコロナの大変な時期から一緒に作ってきたと思っています。
そう言っていただけるのはすごく嬉しいです。

ふく成 平尾さん:私たちも貢献できている実感はありました。
そうしたら、私たちはもう3年前からずっと両思いですね。一方的な愛を押し付けていると思っていました(笑)

ーーそんなことはありません!私たちはずっと両思いですよ(笑)
ふく成のみなさんは「ただいま!」と言ってオフィスにお越しくださるので、「おかえり!」と言って出迎えます。
これからも、ふく成のみなさんとは家族のような関係でいたいです。

ふく成の平尾ご夫妻と岡野

お祖父様の教えが継ぐ「ふく成のコンセプト」

ーーちなみに、最近は鯛の骨入りせんべいも販売を始めておりますよね!
この商品は、どういった経緯で始まったものですか?

ふく成 平尾さん:
ひとつのプロジェクトとして、今回の商品を作り上げました。子供やお年寄りでも安心して食べることができる真鯛の骨入りせんべいです。
私たち生産者がどれだけ想いを込めてその鯛骨を粉末にするのか、共感できる方達じゃないと、私たちの想いのこもった商品も作れません。
今回は、「子供たちの未来の食を繋ぐ」がミッションでもありました。
添加物を使わないことで、子供やお年寄りも安全。また、真鯛の風味にもこだわりました。

協業する方とは、家族のように「これは、こうだからこうしたいんだ」と議論をし、一緒に作り上げていけるスタンスが取れることを重視しております。
今回は、SDGsの観点も理解しているということで、ブラッシュアップを重ねて出来上がったのが今回のおせんべいです。

↑真鯛の骨入りせんべい「こっぱせん」

ーー真鯛の骨せんべい、大人もお酒のお供になりそうです笑
やはり、ふく成さんのなかには「一緒に何かを成し遂げたい」という想いが強いんですね!

ふく成 平尾さん:
実は、ふく成の根元にも「ともに創る」という祖父の代から受け継がれてきた言葉があります。
自分だけが良くてはいけない、関わる人みんなが良くならなくては意味がない。
この言葉を忘れずに、肝に銘じておくことが、私たちの会社のコンセプトです。
そして、今の代表は、「これからは一人では何もできない。協業する時代であり、何をするにしても一緒にやることで相乗効果を生む」ということを意識しています。
ただし、これは誰でもいいというわけではなく、同じ目的・意志を持つ人と一緒であることが必要ですね。
これもまた、祖父の言葉があってこそだと思っております。


幼少期の平尾さんとお祖父様

ーーこのふく成さんたちのコンセプトが、あの最高に美味しい真鯛だったり、新しいおせんべいだったりを生み出しているんですね!
お客様はその想いを感じ取って、食べて感動して、ファンになっていくのだと思います。

ふく成 平尾さん:
そう言った意味でも、「ともに創る」というのは、私たちのテーマとしても言えると思います。
今は様々な企業さんたちと一緒に取り組むうえで、「ひとつのことを一緒に作れるか」についてはとても重要視しております。



いつも前向きで笑顔なふく成の平尾ご夫妻

私(岡野)にとっても、ふく成さんの存在はとても大きいですし、それは食べチョクスタッフ皆が同じように思っています。
ふく成さんの想いは、生産者のみなさんの想いでもあるので、この文字に込められた情熱を私たちは受け止めつつ2024年も駆け抜けていきたいと思います。

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