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祖父母にエンディングノートをすすめた

周知とリサーチ、そして練習

前回、資格を取ったらすることとして「周りの人に資格を取ったことを言いまくる」というのも一つであること書きました。

周りの人とは、友人や家族、ご近所さんやSNSのフォロワーさんなど。
周知することは、人によっては意外とハードルが高いことだと思います。
ちなみに私もその一人。
とはいえ、家族内では昔からちょっと(ちょっとか?)変人扱いされてきたので今更か、ということで、家族にはすぐに報告しました。

資格取得ほやほやの内は、
とにかく何か動きたい!
早く活動したい!
という気持ちが強くあるのは、きっと私だけではないはず。
とりあえず協会主催のセミナーに参加し、
他の終活アドバイザーさんは資格を取ったらまず何をしているのか?
どこに売り込んでいるのか?
どういった活動の仕方なのか?
といったことをリサーチしました。
中でも活動内容として挙がっていた「エンディングノートの書き方」。
これをまず身内にしてみよう、と思い至りました。

そこで私に実験台として目を付けられたのが母。
50代半ばの母は、終活に関して抵抗は少なめでした。
エンディングノートを渡して、書けそうなところから書いてみるよう伝えていきます。
交友関係や財産についての項目、メッセージ欄などは飛ばしつつ、さらっと一冊すべてに目を通すように。
一通り書けるところを書いたあと
「調べておかないとわからないことが沢山あったし、そろそろ考えておいた方が良いこともあったことがわかった。」
といった内容の感想をもらい、その日の実験、もとい、練習は終了。

練習で見つかる課題

その後すぐに、母が私の祖父母にエンディングノートを書いてみないかと勧めてくれたみたいですが、あえなく撃沈。
70代後半の祖父母はiPhoneでLINEもするし、考え方も柔軟だし、と完全に高をくくっていました。
とりあえずエンディングノートだけは渡すことに。

渡したノートには、重要なページに付箋を貼りました。
その中でも
・特に大事なところ
・それなりに大事なところ
・書いてくれてるとかなり助かるところ
の三段階に分けて付箋を色分け。
更に、そのページが何故重要なのかを書いたメモも添えました。

今は持っているだけでいいよ。
気が向いたら書けそうなところから書いてみてね。
と書き添え、受け取りはしてもらえました。
が、内心「あんなもん送ってくるな!」とかなんとか怒られたらどうしようと、ドキドキでした。

祖父母の元に届いた後、祖母からLINEがありました。
「届いたよ、ありがとう。忙しくてすぐには書けないけど預っておきます。」
ありがとうばあちゃん。

初っ端の伝え方の大切さや、すすめ方など、終活アドバイザー的に課題は多くあることを実感しました。
受け取ってくれて、そして勉強させてくれた祖父母に感謝です。

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