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SDGsをジブンゴト化にして、継続的に活動してみよう

SDGs の「ジブンゴト化」にあたって、システムの視点から自らの存在と行動を捉え直すことへの移行が重要である。

それは、『2030 アジェンダ』のタイトルと前文において明確に示されているように、私たちが生きる現在の世界の持続不可能な性質を孕んでおり、それらを持続可能なシステムに変容(Transforming)させることが要求されていると考えています。

その実現に向けて、まずは一人ひとりが自分の問題として捉えることが必要である。

そして、この変革の担い手である子どもたちや若者たちが、主体的に考え、行動することが求められている。

また、同時に、社会全体がこうした取組みを推進するために、大人たちが具体的なアクションをとる必要がある。さらに、国際社会も、地球上のあらゆる人々のために、それぞれの責任においてこの問題に取り組むべきです。

(中略)

私たちの課題は、世界の人々が互いに理解しあいながら共に生きていくための新たな枠組みを構築することにあります。

私たちは、すべての人々が平和で豊かな生活を営むことができる未来を実現するために、今こそ行動しなければなりません。

そこで、継続的に日常生活でも取り組めるSDGsについて検討してみた。

1. 自分の部屋を片づけよう!
2. 食生活に気を付けよう!
3. お風呂に入ろう!
4. ゴミを分別しよう
5. 歯磨きをしよう
6. トイレ掃除をしよう
7. 洗濯物を畳もう
8. 挨拶をしよう
9. 動物を大切にしよう
10. 食べ物に感謝しよう
11. 時間を守ろう
12. お金を大事に使おう

思いつく限り挙げてみたら、意外と多いことに気が付いた。しかし、これらはあくまで、私にとっての優先順位であり、SDGsの実現を目指すならば、これらの項目は、すべて同時に達成されるべきものであると考える。

さあ、あなたは何から始めますか? 私は、とりあえず、自分の部屋の片付けからだな…………。

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2. 食生活に気を付けよう!

 今日食べた食事の内容を思い出せるだろうか。朝起きてから、何を食べたか覚えていないという経験はないだろうか。

そんな時は、すぐに確認してほしい。

朝食:パン2枚・ハムエッグ・サラダ・牛乳 昼食:カレーライス・野菜ジュース夕食:ご飯・味噌汁・焼き魚・卵豆腐・梅干し 一日にこれだけの量を食べることになる。

もちろん、これは理想であって、現実にはもっと少ないかもしれない。しかし、一日に必要なエネルギー量の半分以上を摂取しているかどうかを確認してほしい。

また、朝食は1日のエネルギー源となるだけでなく、集中力を高めてくれる効果があるため、ぜひ摂ってほしい。ただし、栄養のバランスを考えなければならないことは言うまでもない。

食事の基本はバランスよく食べることだ。偏った食事をすると、どうしても栄養が不足しがちになる。そうなると、身体の動きが悪くなるばかりか、思考能力が低下してしまうのだ。

健康的な生活を送るためには、きちんとした食事が必要だ。

3. お風呂に入ろう! 

シャワーだけで済ませていませんか? 湯船に浸かる習慣をつけましょう。

日本人の多くは、入浴時間が短い傾向にあるようだ。しかし、日本人の平均寿命は世界一であることを考えれば、それでは不十分だろう。

1日のストレス解消のためにも、最低でも週に3回はお風呂に入るべきだ。

また、入浴によって血行が良くなり、自律神経を整えることでリラックス効果が得られる他、筋肉の緊張を和らげることで疲労回復にもなる。さらに、入浴中にマッサージなどをすることで、より効果的にリフレッシュすることができる。

毎日のお風呂タイムを充実させるためにも、バスタブにお湯を張ることをお勧めしたい。特に、ぬるま湯ではなく38~40°Cくらいの温度に設定することが大切だ。この温度だと、熱くもなく冷たくもなく快適に過ごすことができ、発汗作用を促す働きがある。さらに、お湯の中に肩まで浸かり全身を伸ばすことで、凝り固まった筋膜がほぐれ、柔軟で弾力のある筋肉へと変わっていくのだ。

このように、お風呂に入ることで得られるメリットは多いのだが、ひとつだけ注意しなければならないことがある。それは、お風呂でのぼせてしまい、逆上せて倒れてしまうことを防ぐためだ。

長時間お風呂に入っていて、ふと気が付くとお風呂の中で意識を失っていた…………。こんなことになったら大変だ。

また、入浴中は血圧が上がり心臓への負担が大きくなるので、高血圧や心臓病の人は注意が必要である。

4. ゴミを分別しよう!

 ゴミの分別は、家庭から出るゴミを減らすために大切なことである。

まず、燃えるゴミと燃えないゴミの区別をすることから始めるといいだろう。生ごみに関しては、一度自治体のルールに従って処理してから出さなければならない。今は、各家庭でビニール袋に入れて捨てていると思うが、これでは持ち運びが困難だし、環境面でもあまり良くないだろう。

しかし、各自治体ごとに決められたルールを守らなければならない。もし、守らない場合は罰則もある。たとえば、ペットボトルや缶類であれば、キャップ・ラベル・本体の三つに分けなければならない。紙パック類は、中身を取り出して小さく丸めて、可燃物・不燃物に分類すればいい。そして、可燃物は週二回以上、不燃物は月一回以上の収集日に出す必要がある。

しかし、すべてのゴミを細かく分別するのは大変な作業なので、なるべく簡単にできる方法を考えよう。そこで、私がおすすめしたいのは、プラスチック容器・ビン・カン類の三種類に分けることだ。

プラスチック容器は、その名の通りプラスチック製の容器のことである。スーパーなどで売っている弁当箱、タッパー、調味料入れなどが該当する。

プラスチック容器は、洗って繰り返し使うことができるし、軽くて丈夫なため、使い勝手が良い。しかし、プラスチック製のものは、リサイクルしても二酸化炭素の発生を抑えることができないため、できるだけ資源として再利用することが望ましい。

そのためには、プラスチック製のものでも、できるだけ小分けにして、他のものと一緒に出さないようにすることだ。

また、プラスチック容器は、リサイクルする際、回収する業者が取りに来てくれることが多い。しかし、中には自分で持って行かなければならない場合もある。その際、大きなものは邪魔になるし、かさばるため、極力小さなサイズを選ぶようにしよう。そうすれば、それだけ回収する手間も省けるというものだ。

一方、ビンやカンは、再利用ができないので、なるべく早く使い切るように心がけたい。

例えば、ビールの空き瓶なら、アルミ缶と同じように、溶かして再利用できる。ただし、ガラスびんの場合は、割れたり欠けたりする恐れがあるので避けたほうが無難だ。

缶ジュースのプルトップ(蓋)は、一回きりの使用だからと取っておく人も多いかもしれない。しかし、これも金属資源として有効活用できるため、できれば回収してもらうようにしてほしい。このように、プラスチック・ビン・カン類は、できるだけ細かく分別して捨てるようにしよう。

5. トイレットペーパーを使い切ろう!

 毎日使うトイレットペーパーは、ストックがあるとつい安心してしまいがちだ。しかし、衛生面を考えると、一日一回は必ず取り替えるべきだ。そのため、ストックが切れたら、すぐに買い足す癖をつけてほしい。

特に、家族が多い世帯では、一度に何ロールも買うことになるので、まとめ買いをする傾向がある。しかし、一度にたくさん買っても、なかなか減らずに残ってしまうこともあるだろう。

そんな時は、一度使ったものを新しいものと交換すると良い。古い方のティッシュは分解することができ、木材パルプなどの再生原料などにすることができるからだ。

ちなみに、我が家では、ティッシュペーパーを2週間~1ヶ月ほど使用したら、すぐに分解するようにしている。

これは、紙パックの牛乳なども同じである。一度口をつけた牛乳パックをそのまま冷蔵庫に保存してしまうと、菌が増えてしまい、せっかく殺菌した牛乳の栄養価が低下してしまうのだ。

また、使用済みの紙パックを分解することで、ペットボトルや缶のキャップを開けやすくすることができる。さらに、紙パックを縛っていたゴム紐を解いて輪ゴムを外すと、中身が飛び出さなくなる。こうしておけば、ゴミを出すときに、わざわざゴミ袋から取り出して分別する必要がなくなるのだ。

このように、ゴミを減らすためには、ゴミを分別することが一番大切だ。そして、分別する際には、できるだけ無駄なく使えるように工夫することを忘れないようにしたい。

6. エアコンを掃除しよう! 

夏になると、部屋の空気を冷やしてくれるエアコンだが、フィルターを定期的に掃除していないと、カビが発生しやすくなる。

実は、エアコンを使用する際に最も気を付けなければならないことは、このカビ対策なのだ。

というのも、カビは湿気の多いところを好む性質があり、エアコンの内部に繁殖しやすい。そのため、部屋全体の湿度を下げることが大切なのである。

そこで、ぜひおすすめしたいのが、エアコンの除湿機能を使うことだ。最近のエアコンには、自動的に室温を下げてくれる機能が付いており、その機能を利用すれば、室内の温度を下げることができる。

ただし、自動運転モードにするときは、注意が必要だ。なぜなら、設定温度によっては、必要以上に室温が下がってしまい、かえって体に悪影響を及ぼす場合があるからだ。

そのため、冷房を使う際は、あらかじめリモコンで設定温度を調整しておき、適度に室温を保つようにしよう。

また、暖房の場合は、タイマー機能を使って、寝ている間に運転停止にするのが良い。

最後に、エアコンの掃除について説明しよう。

まず、本体カバーを開ける前に、電源コードを抜き取ること。それから、エアコンの吹き出し口に付属しているフィルターを取り外して、新しいものに付け替える。

次に、本体のカバーを外し、中にあるファンを掃除する。その際、埃を吸い込まないよう、マスクを着用することをお勧めする。

そして、最後に、エアコン内部の清掃を行なう。この時、必ず手袋を着用して、素手で触らないように注意しよう。

なお、エアコンの汚れ具合は、目視で確認するだけでなく、実際に手で触れてみて、埃の量を確認してみるといい。もし、あまりにも汚れが目立つようなら、業者に依頼したほうが無難だろう。

総括

今回は1~6までの紹介でしたが、いかがだっただろうか?(ちょっと長くなるので、7~12以降は省略)

ちょっとしたことでも、日々の生活習慣を見直すことで、環境への負担を軽減することができる。

たとえば、ペットボトルや缶の蓋の開け閉めひとつをとっても、エコロジーの観点から見れば、とても重要なことだと言えるだろう。

私たち一人ひとりがほんの少しだけ意識を変えるだけで、地球上の資源を大切に使うことができる。それは同時に、自分の健康を守ることにも繋がるのだ。

みなさんもぜひ、できることから始めてみませんか?

〔参考文献〕
・Eco-Life ~地球にやさしい生活術~(主婦の友社)
・NHKテキスト エコライフ 11月号(NHK出版)・家庭の省エネ百科(廣済堂出版)
・リサイクル生活はじめました(ワニブックス)
・すぐに役立つ電気節約レシピ集(文春文庫)
・世界のエコ技術〜ごみ処理編〜(エクスナレッジ)

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