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『人は、なぜ他人を許せないのか?』を読んだ社会人の読書感想文

「正義中毒」という言葉に惹かれて、読んでみました。
「人を許せない」という感情がどのように生まれるのか、そのメカニズムを最新の脳科学で解き明かすもので、心穏やかに生きるヒントをたくさんいただきました。

私自身、怒りや恨みの感情が湧くと、どうしても抑えきれず、つい相手にぶつけてしまうことがあります。
そんなときにこの本を読んでいると、自分の中のどこか深いところから、怒りや恨みといった感情は消えていく感じがありました。
怒りや恨みにとらわれず、自分にとって何が一番大切なことなのか、本当に必要なことは何かを考えるきっかけになると思います。

この本では、正義感とはどういうものか、なぜ人を傷つけてはいけないのか、どうすれば人は傷つかずに生きられるのかなど、私たち一人ひとりの心の在り方について考えさせられます。

この本を読めば読むほど、自分はなんて傲慢だったんだろうと恥ずかしくなります。
今すぐにでも、人に優しくなれる気がします。

私は本書を読むまで、正義というものは自分の中に存在するものだと思っていました。しかしそれは違いました。正義とは他人の中にも存在していて、自分が正義だと信じている行為であっても、相手にとってはそうではないことがあるのだそうです。
相手の価値観を尊重することが大事だと知りました。
また、自分自身の中にある正義感についても見つめ直す機会となりました。私たちは誰の中にも正義があることを知って、もっと楽に生きていけるのではないかと思いました。

これからの人生において、ずっと忘れずにいたい本の一つです。

(追伸)
中学生以来の読書感想文なので、緊張しました( ´艸`)

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