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ほぼ素人がゆるく手がける完璧を目指さないguitar DIY 13 難関!ジャズベ配線!!

ども、VNDです

2本目をだいぶ駆け足で仕上げております
実際書いている時間以上に考えたり
あれやこれやのアイデアもあったですが
時間が限られているので

完成させること>作り込む事の優先順位になってます

前回の木工と塗装編も2回にわけて書こうと思いましたが
失敗の多さとただただ愚痴になってしまうので
スッキリまとめてみました笑

強いて言えば塗装の失敗が大きく1日あって
最初の塗膜を作るためのニスを塗った時
色付きのニスでやっていたのですが

コレが事前に色の濃いオイルを塗っていたので全く色味が出ず
乾燥後に微妙な色ムラがでまくる事態に...

そのムラを消す水研ぎが原因でまた
下地が出まくったり
トップ面の黒を塗った時に外で吊るして乾燥させていて
完全乾燥前に落下してゴリゴリのキズがつき

木地調整からやり直してたり....

そしてあまりのやるせなさに1日ふてくされて何も作業しない日も.....笑

そんなリフレッシュDAYをはさんで迎えたこの日

ネック調整+配線に突入!

まず作業前に必ず使わないバスタオルなどを敷いて
ギターが傷つかないように養生してください
塗装以外の作業はだいたい必要です

ネックのフラットをトラスロッドを回して調整
60cmスケールでフラットをみて
フレットの高さも見ておきます
1弦〜6弦が通るあたりは細かく当てて確認

ちょっとでも隙間が空いてたら
もれなくすり合わせ
STタイプよりもちょっと丁寧に

LPタイプはネックが取り外しできないのと
ヘッド角度がついているので
後でやろうと思うと取り回しが非常に悪く
結構な痛い目を見ます

その為事前の調整が非常に大切になります

自分はすり合わせ作業をすっ飛ばしたせいで
あとあと泣きを見ました
深夜に作業してたので寝ぼけていたんでしょう....

細かい作業をするときは 元気な時 明るい時間に!

で この後に組み込みをします
主に
①ナット取り付け
②S.T.Pアンカー取り付け
③T.O.M取り付け
④ペグ取り付け


①前回も使用した黒いアレです
接着面のフラットをスコヤで確認して
アロンアルファで手早く綺麗に
塗る量はちょっと少ないかな と思うくらいでいいです
だいたい3.4滴くらいですかね

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ストップテールピース 略してS.T.Pは
弦が止まるケツの部分で アンカーは弦アースを
取るために 打ち込む時に配線を入れておきます

塗装時にアンカー引っこ抜いたので まっすぐに
ブレないようにゆっくりと押しこみます

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チューンオーマティック 略してT.O.Mです
STPと同じアンカータイプとそうでないものがあり
メーカーや仕様によっても異なります

今回は直にブチ込むタイプなので
ある程度手で回して入れたら 規定の高さと深さまで
クロスとペンチでゆっくり回しながら入れる
自分の場合出てる部分が15ミリで設定

間違ってもペンチを直節当てて回さない事
ねじ溝が潰れてどうにもならなくなります

規定の長さまで入れたら土台になる円盤状の物と
TOM本体を乗せます
高さはツライチくらいで あとで調節します

TOMとSTPは上から物を乗せてるだけで 弦がなければ
簡単に外れます
なのでアンカーやスタッドがナナメになってる 
などの不具合がなければ 
組み込み後 一時的に外しておいて構いません

ヘッドのペグにブッシュを入れる
これが1番気を使うかもしれません

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小さいパーツだと思ってサクサクやると
ブッシュを押し込む時に周りの木の面が
簡単にヒビ割れたり塗装が剥がれます
かなりキツい場合はリーマーや丸めたペーパーなどで
入り口をほんのり拡張してください

ココまできたのだから ゆっくりと丁寧に
それでも割れた場合は
アロンアルファでそっと補修....笑
そのあと800〜1000番あたりのペーパーで研磨

目立たなくなったらOKです

「ここまで説明しておいて 
おいおい配線いつになったら始まるんだよ?」

あわてないあわてない ひと休みひと休み

というのも セットネックのギターは
配線時に ある程度組んで置かないと
音出しチェックする時に遠回りになります

先にある程度組む事で配線後すぐに弦を張ってチェックできるのと
PUの配線で確認しなければいけない事があったので
音出し最優先でできるような運びに

準備ができたら取り外しておいたPUや
コントロールポット ワッシャー
必要なネジやパーツを揃えて PUを組み込み

フロントPUからつけてリアPUも取り付け
配線をコントロール部に入れておきます
その際 マスキングなどでフロント・リアの
区別がつくように 小さくメモしておく
できたら小さめにやると収まりが良くなります

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コレは作業前に取っておいた写真で
実はいろいろ間違えてます笑
そして配線が汚すぎてワケわからない状態....

コレをどう正確に配線するかがカギ
本来は 2PU 2vol 2tone 1トグルSW  で
フロントとリアがそれぞれ独立したvolとTONEで
音作りができます


しかし問題児のコイツは 2PU 2vol 1tone 1トグルSW
2PUを1つのTONEで まとめないといけない

LPと同じ配線だとトグルスイッチで
フロント+リアのミックスの音の
センターポジションにした時
片方のボリュームを0にすると音が出なくなる
という配線になっています

その状態を利用したスイッチング奏法があります
わかりやすく言うとRage Against the Machineの
KNOW YOUR ENEMYという曲ですね
トムモレロの変態プレイ たまりませんね...

ただこの配線だとセンターポジションの音の
使い道がなくなってしまいそうなので
センターでオフになる通常配線より
volを0にしているPU側で音がオフになるようにしたい

その場合はジャズベ配線をします
ジャズベ配線をするとセンターポジで
どちらかをvolを0にしても
必ずどちらかのvolが生きてて音が鳴る

センターポジでフロントとリアのvolがMAXなら
通常のMIXの音
フロント リアのvolを個別に調節すると
TONEで音を変えるより より繊細で
絶妙にブレンドされた MIX音にできます

感覚的にはストラトの5wayのセレクターじゃないですけど
ただMIXされた音だけでなく
フロント寄り リア寄りのMIX音が作れます

意外とハムPUのセンターMIX音って使えるのに
通常配線のせいで 音の出方に縛りがあるな
と思ったのがきっかけです


フライングVなどの2V1T配線をベースに
フロント+リアのボリュームを常にMIXさせている
fender JAZZBASSの配線を応用します

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絵が汚くて申し訳ない....ですが
この手書きの位置は配線するときの位置に近づけ
イメージしやすくしています

通常との違いをざっくりいうと
PU配線のvol.の入口出口を変えることで
センターポジションでも片方のvol.が
少しでも上がっていれば 音が消えない仕様に

そして各パーツの中でも1番のクセモノだったのがコレ

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シールドを接続するジャックですが
最初コレのホットとアースがわからず
3つ目のピンは何者や!?と混乱してました笑

調べて不明なところが判明したその次に
PUのホットアースがわからなくなるトラブルが!?

落ち着こう まだ慌てる時間じゃない
あの仙道のように 冷静に努めます

使用していたハムPUの芯線は2芯+外周のアース線
中の2芯はホットとアースと考えて良い

となると赤と白の2芯のどっちかがホットだ
普通ならホットが赤 アースが白のハズ...
いや 待てよ 逆もありうるぞ...

PUに関する情報をネットで調べながら
小30分ほど悩みます

ええい!ままよ!!
勢いに任せて赤をホット 白をアースと決めつけ
赤はコントロールへ 白は外周のアース線と結束し
各アースへ落とす

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細かく確認しながら 配線をはんだ付けして
各部ワッシャーを取り付け

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自作したパネルがサイズがビタで作れなかったのは
かなりアバウト目にヤスリがけしたのもあります
あまり気にしないで蓋の役割してくれればいいや
くらいの気持ちで作ったのでご了承ください

やっと配線が完了した....と思いきや
最後にまたしてもトラブルは重なります

次回、轟音!ハムPUの底力!! の巻

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