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ベトナムにおける「報・連・相」ちょっと考察

先日、あるベトナム人の方から「報・連・相」の「報告」と「連絡」の違いはなんだ?と聞かれました。

なんか、20年近く前に人事の教育セクションで働いてた時に、その定義、勉強したなー、と思いつつ、調べてみると、結構、人によっていうことが違うんですよね。

最大公約数的にいうと

報告:与えられた特定のタスクについての進捗や状況を主に上司に伝える

連絡:報告よりも、もう少し日常業務的なことも伝える

うーん、、、こんな感じですかねぇ、、、

自分自身の感覚で言うと部下に「報告してね」と言う時は、すでに報告してほしい対象が明確で、ある程度の情報量もあるイメージ

一方、連絡は、もうちょっとカジュアルで「客先で仕事完了したら、一本、連絡入れてね」的な感じで、情報量も少なめ、って言う感じかなぁ、、と。

皆さんもお気づきのように、ベトナムではむちゃくちゃ「報連相」の研修が日系企業の中堅社員向けに行われています。

逆に言うと、それくらい、「報連相」に対して日本人が求めるレベルとはかけ離れた状況にあるのであろうと思います。

これについて、「なぜだ」論はあるのですが、私はそれは正直、わからないです。
ただ、事実として、びっくりするくらい「報連相」しないな、とは感じています、これは。

と言うことで、私はほぼ、相手からの「報連相」には期待せず、自分自身が定期ミーティングやSNSグループ、リマインダーを駆使して、「尋ね忘れ」をしないように気をつけています。

変わらないものを受け入れる勇気と、変えられることを即実践する行動力、これで地道に頑張っております。

(アジアゲートベトナム代表 豊田英司)

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