第900回「豊田英司の"今日のベトナムニュース解説"」ホーチミンの血中アルコール濃度検査について外国人はどう思うか?
本日の記事:
「ホーチミンの血中アルコール濃度検査について外国人はどう見ているのか?」
原題:
" What do foreigners think about blood alcohol content tests in Ho Chi Minh City? "
【解説】
アジアゲートベトナム代表の豊田です。
さて、今日の記事について。
私がベトナムへ来た2011年ごろは夜、タクシーに乗るとドライバーが酒臭いなんて当たり前、という感じでした。
しかし、昨今はすっかりそういう光景も減りました。
きっかけは2020年1月1日から施行された「アルコール飲料被害予防管理法」で、これにより飲酒運転が厳罰化されたことであるのは間違えないと思います。
この法律のすごいところは、ちょっとでもアルコールが検出されたら、含有量にかかわらず、運転禁止の罰則がある、ということです。
もちろん、アルコール含有量によって、罰金と運転免許停止の期間は異なりますが、最長で24ヶ月の運転免許証一時停止処分も科されます。
ただ、だいぶ減ったとはいえ、
「昼間だったら、問題ない」
「缶ビール、1、2杯なら問題ない」
というような感覚のベトナム人の人は多いんじゃないかなぁ、、と個人的には思いますが。。。。
と、いうことで、今回の「史上最大の作戦」的な気合の入った24時間の飲酒運転撲滅キャンペーンになっている、ということでしょう。
ちょうど、これからクリスマス→新暦の新年→旧暦の新年(テト正月)と2ヶ月近くもお祝い事が続きますので、ここで「喝」を入れて、そういった期間の飲酒運転を減らしたいという目論みかと思います。
毎年、大型休暇のたびに飲酒運転による死亡事故数が報告されるベトナムですので、ぜひ、このキャンペーンが効果を発揮することを祈っております。
以上 豊田英司
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