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英語専門予備校に通って得た、英語学習の気づき(4):改心した英語講師のお話

こんにちは。お久しぶりの更新です。今回は、英語専門予備校に通って得た英語学習の気づきのシリーズの続きです。関係代名詞を含んだ文をどのように聞き取って理解するかということについて話していきます。

はじめに

皆さんは、おそらくーこれはどこの予備校でも一緒だと思いますがー関係詞の前後で文章を区切っていませんか。僕も、関係詞以下、とか、thatより先と言って、thatの中を把握する訓練をしていました。

しかし、それだと、thatとか関係詞で区切ってしまうため、文章の構造が把握しづらいのではないかと思いました。そこで、ここでは、新しい英文解釈の方法、関係代名詞の新しい解釈の方法を模索したいと思います。

①関係詞の文について

英語を学ぶ上で、関係詞の文は避けては通れない重要な文法事項の一つですね。関係代名詞は、先行詞と関係詞節を結びつける役割を果たす。つまりは接着剤のような役割を果たします。もっというと、その接着剤により、文章に追加情報を付け加えることができます。

基本的な構造は、「先行詞+関係詞+主語+動詞」となりますが、私が英語専門予備校で学んだ中で気づいたことがあります。

関係詞の直後に動詞が来る場合、関係詞と動詞をセットで暗記することをおすすめします。例えば、"who is"、"who are"、"which is"、"which are"などです。これらをワンセットとして覚えておくと、文の構造を素早く把握することができます。(もちろん、関係詞の直後はさまざまな動詞がくるのですがこのように、関係詞+動詞のワンセットで覚えておくと聞き取りやすくなります)。

関係代名詞の文に出会った時、まず関係詞を見つけ、その直後に動詞があるかどうかを確認します。もし動詞があれば、それを関係詞とセットで認識し、文の構造を予測します。

②英文解釈にも繋がる

この考え方は、駿台予備校で教えていた、伊藤和夫先生が提唱する「予測→確認→訂正」という発想に似ています。

伊藤先生は、英文を読む際に、まず文の構造を予測し、実際の文で確認して必要であれば訂正するというプロセスを重視しています。関係代名詞の文においても、同じアプローチが有効だと私は考えます。関係詞と動詞のセットを予測し、実際の文で確認し、必要であれば訂正する。このプロセスを繰り返すことで、関係代名詞の文に対する理解が深まります。

また、関係詞やthat節を表すthatで区切らずに読むこと、聞くことも大切です。thatの前の内容は、文全体の意味を理解する上で重要ですが、thatを境に区切って考えてしまうと、文の流れが断絶してしまいます。thatの前後をスムーズに読み、聞くことで、文章の全体像を掴むことができるでしょう。

私が受講した英語専門予備校では、関係代名詞の文を読む際に、thatの前の内容はあまり気にせず、thatの後ろに注目するように指導されました。
thatの前の内容は、文全体の背景情報として理解しておけば十分で、thatの後ろこそが、文の主要な情報を含んでいるからです。

このアドバイスを意識して関係代名詞の文を読むようにしたところ、文章の理解がスムーズになりました。

③関係詞の文を読む具体例

例えば、次のような文を考えてみましょう。

"The book that I borrowed from the library is very interesting."

この文では、"that"が関係代名詞として機能しています。"that"の前の "The book" は先行詞であり、"that"の後ろの "I borrowed from the library" が関係詞節です。この文を読む際、"The book" の部分は背景情報として理解し、"that"以降に注目します。"I borrowed from the library" が主要な情報であり、この本が図書館から借りたものであることを表しています。そして、"is very interesting" が文の主要な主張となります。

このように、関係代名詞の文を読む際は、関係詞の役割を理解し、関係詞節の情報に注目することが大切です。関係詞の直後に動詞がある場合は、それらをセットで認識し、文構造を予測する。thatの前後は区切らずに読み、thatの後ろに注目する。これらのコツを意識して練習することで、関係代名詞の文も難しく感じることはなくなるでしょう。

実際に、関係代名詞の文を読む練習をする際は、以下のようなステップを踏むことをおすすめします。

  1. 文章を通して読み、全体の意味を把握する。

  2. 関係代名詞を見つけ、その役割を確認する。

  3. 関係代名詞の直後に動詞があるかを確認し、あればセットで認識する。

  4. 関係代名詞の前後を区切らずに読み、関係代名詞節の情報に注目する。

  5. 文章全体の意味を再確認する。

このプロセスを繰り返し練習することで、関係代名詞の文に対する理解が深まり、スムーズに読めるようになります。

④リスニングでも大事な読み方になる!

また、関係代名詞の文は、リスニングにおいても重要な役割を果たします。話し言葉では、関係代名詞が省略されることも多く、"The book I borrowed from the library" のように言われることがあります。このような場合でも、関係代名詞の役割を理解していれば、省略された関係代名詞を補いながら聞くことができます。

⑤まとめ

関係代名詞の文は、英語を学ぶ上で避けては通れない文法事項ですが、決して難しいものではありません。

基本的な構造を理解し、関係詞と動詞のセットを認識し、thatの前後を区切らずに読む。これらのコツを意識して練習することで、関係代名詞の文もスムーズに読めるようになるでしょう。

英語専門予備校での学びを通して、私はこのような気づきを得ることができました。皆さんも、これらのコツを意識して関係代名詞の文に取り組んでみてください。きっと、英語力向上の一助となるはずです。

ちなみに、僕はいつもこの予備校に来ると、英語の教え方を考えさせられます。そのため、改心したような気持ちになります。

雑談

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