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Thankの製作話



これは承認欲求を満たし、自己満足をするための記事です。ご了承下さい。



何故この曲が作られたのか。


っていた音楽ゲームに曲を提供する為に曲を作ろうと思っていました。曲を作るにつれ、「この曲にミクとかのボーカルがいたらいいかもな」という安直な考えからボカロ曲としてこの曲が作られるようになりました。

 音楽ゲームに提供予定という事で、色んな人と話し合った結果、テンポは240になりました。これは60秒間に240回手を叩くくらいの曲の速さで、ボーカロイドの真骨頂とも言える「初音ミクの消失」という楽曲と同じテンポになります。60秒間に240回手を叩くという事は、1秒間に4回手を叩くという事です。あなたの手で叩いてみてください。その速さが分かっていただけると思います。



どんな曲なのか。

 私は今年の2月、初音ミクV4Xを初めて買うボーカロイドとして自室に招きこみました。まず、パッケージを見て思ったのが、「初音ミクだって所詮は歌を歌うソフトなんだから、人と同じように命の限りがあるわけじゃないんだな。」という事でした。日本国内だけにとどまらず、海外などでも人気な初音ミクと言えど、所詮は機械です。人ではありません。
 ここからは、あくまで私の妄想の中での話です。仮に、初音ミクという歌を歌うだけのソフトに意識があったとしましょう。私とて人間です。100年もすれば、不老不死の薬でも飲んでない限り死んでいる事でしょう。ミクはどうでしょうか。仮に意識があったとしたら、彼女はソフトなので寿命という概念がまずないでしょう。初音ミクというソフトは、人間(マスターと言ったりもする)がメロディーを打ち込み、調声をし、人を模したミクという一人の概念的な存在が歌を歌ってくれるというソフトです。では、私が死んだ後は誰がマスターになるのでしょうか、誰が彼女に歌を歌わすのでしょうか。転売や初音ミクの受け渡し等が起きない限り、マスター不在のまま半永久的に生きることになるでしょう。
 悲しい事に、この世には不老不死の薬はまだないし、ミクに意識があるという仮定の下ならミクも死ぬことはないはずです。(誰かによって壊される等の事件が起きない場合。)これは、そんな悲しい初音ミクの話です。


Thank制作過程について

 この楽曲は先述の事を考えてから約1か月後の3月頃に製作を始めました。春休みという事もあり、時間には余裕があったので、作業がサクサク進みました。
 余談ですが、初音ミクV4XにはStudioOne6という作曲ソフトのArtist(有料版)を入手できるコードが無料で手に入るんです。で、ArtistにはMaitaiっていう有能シンセサイザーが付属しているんですね。これが、そのシンセサイザーです。

なんか色んなパラメーターがある。

色んなパラメーターがある小難しそうな見た目していますよね。初音ミクを購入してしばらくの間、このシンセとにらみ合いをしてました。かといって、シンセを使い始めて1か月でそんなに上達するわけもなく…。結局、曲全体の雰囲気は作れましたが、春休み中に完成形ができることはありませんでした。
 夏休み。急にThankの事を思い出しました。そういや作りかけだったなと。暇だったのでパッド(後ろでふわあああって鳴ってるやつ)とかリード(音楽ゲームとかによくあるうっさいメロディーのやつ)とかいろいろぶちこんだり、他のシンセ(Synth1など)を入れたり、マスタリング(音量調節とか楽曲の質を上げる作業)を軽くやってみたところ、自分の中で前よりも満足の行く完成度になりました。なので、MVを作って今回投稿することとなりました。

MVに出てくる「Thank」の文字の位置調整中


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