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【ベルティングボイス】≒ミックスボイスだった!?わかれば簡単な話

ボイトレ界を彷徨うベルティング

ベルティングボイスも、ミックスボイスと同様言葉が一人歩きしている用語です
でも、ベルティングの場合ミックスと違って「裏声の音域で地声のような声を出す」というものです
で、これについて 自分の記事を思い返すと同じようなことを書いていました
それが、ミドルボイスのオーバードライブ

こちらを読むと ミックスボイスとは別物と書かれていますが
別物であって別物じゃない というのが現在の見解です

ミックスボイスの地声

ミックスボイスは基本裏声ですが、裏声ではない青の部分を使うのがベルティングです

やり方に関してはリンク先に書いてありますが簡単に
ミドルボイスの時より少し鼻にかけます
すると、喉も同時に開きます さらに喉仏が微妙に上がります
その状態で、いつもの硬口蓋と軟口蓋の間に息をふきかけて
発声すると、いままで出なかった高音が出るようになります

ミックスボイスとほぼ同じやり方ですね

さらに高音を出すには、息を当てる位置を、硬口蓋方向にずらしていきます

これで、3~4音くらいは地声の音域が上がったと思います
ある程度コントロールは可能ですが、ミドルボイスほどコントロールは効かないので、歌う歌によっては 普通のミックスやヘッドで歌った方がいい事も多いのでうまく選択します

音色が気に入らない場合は、鼻にかける量を増やしたり減らしたりしてコントロールします

どこまでも出るわけじゃない

ベルティングとはいえ、ただ地声を楽に出すための方法であって
そもそも持っているもの以上は出ません
ベルティングさえあれば、どんな高音でも自在に出せるというのは幻想です

あくまで、歌唱テクニックの一つとして捉えて有効に活用しましょう

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