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フリーランス1年目に知りたかったこと

今年でフリーランス5年目。1、2年目はフリーランスなんて言葉も知らず、ぶっちゃけただただ遊んでるだけの毎日でした。期限のない夏休み。当時、警備のアルバイトをしていたんですが帰り道にふと

「このままでいいんだっけ‥?」

と感じたんです。アルバイトで稼いだお金は本と遊び代に消え、無くなってきたと思ったらまたシフトに入ってのその日暮らしの繰り返し。

「ぼく、なんの仕事したいの?」

これを感じた時点で2年とちょっと経っていました。フリーでお仕事をしていくという自覚を持ったのが遅すぎたんです。

今回は、フリーランスになって早めに知りたかったこと、やっておいてよかったことを書いていきます!


【フリーランスになった年】

2018年3月に事務所を辞めました。辞めたのはいいもののツテもお仕事もなく「で、何をしたらいいの?」という状態。すぐに出来る一般公募のオーディションを隅から隅まで受けるも落ち続ける日々。そこに入ってくる同期の活躍情報。正直、かなりしんどかったですねぇー‥。

今なら「そんなどこの媒体で配信されるかもわからないオーディションばっか受けてたってしょうがないよ。営業しないと」と思えますが、当時は本当に何をしたらいいのか分からなかったんです。調べようもなかった。この頃気になっていたのは

『お仕事を受けるにはどうしたらいいの?』

です。シンプル!!!!!

最近、事務所に所属している方から「フリーの方が仕事取れるかなと思って。どうやってますか?」と聞かれたんですがオススメはしませんでした。事務所にいてもいなくても、営業先が違うだけで営業をするのは変わりません。動きやすさは変わるかもしれませんが、フリーになったからといって増えるわけではない。(事務所経由ではなく自分で仕事がとってこれるなら別ですが)

みなさんやりたがらないことなんですが、ぼくがやっていたのは地道な一件一件の営業。企業様のホームページ(お問い合わせはこちら)にボイスサンプルと実績を送りお返事を待つ。

この数をたくさんやった。これだけです。

実績も実力もないのであれば、誰でも出来ることを誰よりもやるしかない。ぼくには時間だけはありましたから、嘆く暇があるなら動く。早く動きだせばよかったです。

(仕事に繋がった営業の体験談)


【やっててよかったこと】

読書。お仕事はありませんでしたが、時間だけはたっぷりありました。贅沢な悩みなんですが毎日「今日は何しよう?」から始まり「仕事もないしできること‥。本でも読むか」という感じだったんです。営業もしていましたが毎日やるわけではありませんし、10社に連絡するのも2時間もあれば終わります。

でも、新書で買うお金はない。散歩か読書。このくらいしかやれることがなかった。散歩がてらBOOKOFFに行き、1冊100円の本を10冊くらい買う。これで1週間くらいは過ごせます。この生活を友達に話したとき

「それはもう行ききった人のやりかただよ」

と言われました。本を読んで知識欲を満たす日々。たしかに贅沢です。でも、お金をかけずに時間を過ごす方法がぼくには読書しかなかった。しかし(結果論ですが)このときの読書体験が今に役立っています。原稿を読むときの読解力、フリートークをするときのネタ、noteを書くときのテーマなど。何がどこで活きるかわかりませんね。



フリーランスになりたくてなる人もいると思いますが、ぼくの場合は“なってしまった”だけ。

何もわからない時期(約2年)はなにもしていませんでした。ですが今は毎年、年収を更新しています。だからこそ‥

もっと早く動けばよかった!!!(泣)

今の頑張りじゃ足りない。もっと頑張らないと。そう思わせてもらえる出来事が今年にありましてね。満27歳。2023年。どうやったって忘れられない年になりました。



ナレーター
有野優樹(ありのひろき)

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