見出し画像

フリーランスになりたての時が1番しんどかった

正直、勢いで事務所を辞めてしまって「(学校も事務所も行ってたし)また事務所のオーディション受ければいいでしょ」と思ってたけど全然決まらず。作品ごとの一般公募オーディションを受けるも

「出演したドラマCDを1人あたり○枚買ってください。○枚以上売れば元取れますから」

と言われたり

「あなたの後ろに尊敬しているって先生が、いくなーいくなーと手をひいてるのが見える。離れた方がいい。何かあったら私に相談しなさい」

と言われたりみんな信用できなかった



オーディションに応募しても受からないし、同期の活躍情報は聞こえてくるし、お仕事は決まらないしでどんどんネガティブに。

ストレスニキビと胃腸炎に悩まされ、人前に出ることが嫌になる。寝ようとすると

「また何もしない明日がくる」

という恐怖がやってきて

「何かお仕事に繋がることをしないとねちゃダメだ」

と感じ寝付けなくなる睡眠障害。

親に事情を話し、友達と遊んだり、いきたい場所へ行ったり、映画を見にいったり自由な時間を3か月ほど過ごす。だんだん気持ちも楽になり、時間が解決してくれた。

営業や交流を再開。3か月休んでいた間に目覚めた“読書”によって、視野が少し広がり、手当たり次第の営業や数うちゃ当たるのSNS投稿をやめた。


・求められやすい読みのナレーションボイスサンプルを作り営業先を絞る

・趣味や好みなど“自分のイメージ”に沿ったSNS更新


落ち着いた読み(金融系、銀行、投資関係の内容)のナレーションが決まりやすくなったり、怪談語り系のお仕事(テレビ、怪談作品朗読など)が決まり始める。

学んだのは

“とりあえずお仕事が欲しい”

と思っていても決まらない。



だって、相手はどんなことで僕にお仕事を頼んだらいいのかわからないから。出来ること、求められることを想像して「あ、これだったら有野に頼もう」と思えるような(営業だけに頼らず)イメージ発信をしていくこと。お仕事が発生したときに、思い出してもらいやすくする発信を地道にしていく。

フリーはほんとにしんどい。仕事も人間関係も。

フリーターが声のお仕事をしている状態になりやすいけど、腐らずに“やれることを色んな人に言い続ける”ことをしていれば誰か見てくれている。

ぼくには何が出来る?

フリーランスなので、サボろうと思えばいくらでもサボれる状況。誰にも怒られないから。でも、それじゃーお仕事はなくなっていく。

“どうやってお仕事を増やしていくか?”

まずは「自分の役割」を考えることにした。

フリートークで意識していることは、相手の話をとにかくよく聞くこと。自分の話ばかりしてはいけない。その場で自分がなにを求められているか?もっというなら“自分に与えられている喋る時間”を知る

これはプライベートの会話もそうで。相手はそこまで気にしてないかもしれないが、一通り喋り終わった後で「しまった。喋り過ぎてしまった」と感じることが多々ある。

内容の面白い、面白くないより(それも少しはあるが)『喋り過ぎ=つまらない』になってしまう。聞く人に気を使わせてしまうから。自分は今、喋っているのか?喋らせてもらっているのか?その根本的なものを考えてから

“どんなパフォーマンスをすれば、人に喜んでもらえるようになれるか?”

リアルな話し

“それが価値(お金)になるのか?”

できることを色んな人に言い続けよう。

ときには出す場所(人)を変えて。



言葉のDIY職人
有野優樹(ありのひろき)

コラム連載を始めました

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?