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第0回「人見知りは思い込みの自己申告」【コラム 有野優樹の人生ありのまま】

来年1日から始めるつもりのコラム。今回はそのパイロット版です!こんな感じのことを書いていきますよーっていうね!

第0回目は「人見知りは、思い込みの自己申告」“人見知りは本当はないんじゃないのか?”をテーマに書いていきます。

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小学生の頃、理科の先生(石川先生)を主人公にして「振り子と石川」というタイトルで4コマを描いている女の子がいました。みんなその漫画が大好きで、毎日のように「続きは!?」と言って楽しみにしていたんです。

もう、立派な連載漫画家ですよね。とはいえ、そんな毎日毎日書けない。連続で描ける日もあれば、1週間くらい描けない日もある。それでも急かすみんな。それはまるで締め切りに追われた漫画家そのもの。

僕も読んでいました。でも、悔しかったんです。

漫画を描けることに対してではなく「面白いことができること」に嫉妬していました。でも何をしたらいいのかわからない。できることもない。

クラスでレクリエーションやゲーム大会があれば、わざと失敗をしてみんなの前で罰ゲームをされに行ったり、モノマネなんかをして笑われに行ったり“喋りや動き”で注目を浴びようとしていました。“恥ずかしいこと”でみんなやろうとしなかったから。

僕自身が面白かったわけじゃない。やる人がいなかったから競争相手がいなくて笑ってもらえただけ。

でもそれでもよかったんです。

“違うことで注目されるんだ”

その体験が今、声優やナレーター、怪談語りという形で消化されているんだと思います。目立ちたいけど恥ずかしがり。積極性と消極性が両立していました。考えてきたことを披露して笑ってもらえることが快感だった。誰から頼まれるわけではなく自ら進んでやる。だからしんどいことや辛い事があったとしても続けたいと思える。喜んでもらえたことがあったから。

小さい頃から人見知りだった僕。それに比べで姉はガンガン話に行ける人。ほんとに同じところから産まれたのか?と思えるくらい似てない。正直、今でも人見知りは治ってません。でも大人になってからの人見知りは“逃げ”だと思うんです

マイク前、お客さんの前に立ったら“人見知りなんです”なんて言ってる場合じゃない。できるできないじゃない。緊張するしないじゃない。“やらないといけない”んです。その繰り返しをしていれば嫌でも慣れてきます。

「人見知りなんで」

‥だからなんだ。人見知りだろうとなかろうと、みんな仕事だから話しているんだ。病気や障害ならば仕方ないけど、思い込みの自己申告には何の意味もない。なんの免罪符にもならない。

人見知りでも絵も描けるし人と話すこともできる。人見知りだから誰か僕に声をかけて‥なんて甘い!!!初孫を甘やかすおじいちゃんくらい甘い!!!!!

「自分は〇〇なんで」

それは思い込んでいるだけで、そうありたいと思っているだけで、本当そうなんでしょうか?決めつけず“やれる理由”を考えて書いて喋っていきます。



言葉のDIY職人
有野優樹(ありのひろき)

人生、仕事、言葉など「生活の悩み」をテーマに、“書いて考えて解決していくこと”を目的に連載をしていきます!毎週月曜日18時更新!お便りや取り扱ってほしいテーマなどはお問い合わせかこちらのメールアドレスまでご連絡ください!

ご感想は #人生ありのまま  

arino.hiroki@gmail.com

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