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「見えなくても使えるiPhone」と題したブログを書いていますが、ここではそちらの更新…

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「見えなくても使えるiPhone」と題したブログを書いていますが、ここではそちらの更新情報や関連する話題を掲載していこうと予定しています。視覚障害、全盲であるわたしの視点が、多くの人の視野の中に入れてもらえるとうれしいです。

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最近の記事

iOS Voice Dream Readerアプリ関連の話 - サブスクリプションプランをめぐる問題は落ち着いたようです

この話題はVoice Dream Readerアプリを購入して利用している人向けです。 アプリの継続的な開発のために、オリジナルの開発者であったWinston氏は2023年Applause Groupに売却することを決断しました。 それまでは買い切り販売されていたアプリでしたが、2023年の途中からはサブスクリプションプランに移行されることになりました。 新規ユーザはサブスクリプションプランで利用することになり、すでに買い切り価格で購入しているユーザについては追加料金は発生

    • iOS Seeing AIアプリ関連の話 - この新機能、適切にもほどがある!

      Seeing AIアプリといえば先日のCSUN 2024で話題になっていたのが 「ARx AI - Gen 1.5」というウェアラブルカメラで利用できるようになるという話でした。 NaviLensアプリも利用できるという話でしたね。 こちらはまだAndroidスマートフォンにしか接続できないので、今後の動向に注目しています。 ところで、Seeing AIアプリの最新版ではいくつか魅力的な機能が実装されました。 二つを紹介してみます。 ■書類の向きを確認する これは「ドキュ

      • YouTube動画の文字お越しボタン

        YouTubeで文字お越しボタンが利用できる動画に初めて遭遇しました。 リアルタイム字幕とは異なり、動画の内容を文字お越しして一覧表示してくれます。 配信者が文字お越しテキストを準備して公開しているわけではないそうです。 第71回 iPhoneアプリ これはスゴい「Ask Envision」 PDFデータを質問形式でAIが答えてくれるよ - YouTube 821 回視聴 https://www.youtube.com/watch?v=DNSkL-aa3JM 「もっと見る

        • ウェアラブルカメラの「ARx AI」 Seeing AIアプリとNaviLensアプリが利用可能に with Android TalkBack

          Androidスマートフォンとケーブルで接続して利用するウェアラブルカメラを開発しているARx Vision。 CSUN 2024で展示されていたようですが、「ARx AI - Gen 1.5」という製品ではMicrosoft Seeing AIアプリとNaviLensアプリが利用できるようになるそうです。 ARxVision https://arx.vision/ この製品はサングラス型ではなく、Shokzの骨伝導ヘッドセットのように後頭部にフレームを装着するタイプのよ

        iOS Voice Dream Readerアプリ関連の話 - サブスクリプションプランをめぐる問題は落ち着いたようです

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        記事

          Android関連の情報をやり取りするウェブサイトにApplevisが加わりました with Android TalkBack

          AppleVisはiPhoneやMacなど、Apple製品についての視覚障害者向けアクセシビリティの情報交換をしているアメリカのウェブサイトです。 なんと、このウェブサイトの中にAndroidについての情報交換をするフォーラムが新しく加わっていました。 Android Forum on applevis https://www.applevis.com/forum/android ちなみにWindowsやスマートホーム関連のフォーラムも加わったようです。 世界中から視覚

          Android関連の情報をやり取りするウェブサイトにApplevisが加わりました with Android TalkBack

          iOS 17.4 VoiceOver認識の「画像説明」が日本語に対応 with iOS VoiceOver

          iPhone 15 Pro, iOS 17.4のVoiceOver環境で読み上げ操作を確認しています。 VoiceOverカーソルが画像 イメージの要素をフォーカスすると、その画像についての説明を教えてくれる機能があります。 画像の説明 Image Descriptionです。 ただし、これまでは日本語には対応していませんでした。 たとえば読み上げ言語を英語にしていると、写真アプリでアルバム内の写真を一つずつフォーカスさせると、端的な説明を教えてくれます。一つずつ写真の画像

          iOS 17.4 VoiceOver認識の「画像説明」が日本語に対応 with iOS VoiceOver

          iOS 17 天気アプリの新機能 - 雨降り通知と今後1時間の香水の強さを表示、VoiceOverのオーディオグラフに対応

          iPhoneに標準インストールされている天気アプリ、現在時刻から1時間佐木までの雨や雪の程度を確認できるようになりました。 これまでアメリカ、イギリス、オーストラリア、アイルランドで提供されていたサービスなので新機能と言ってよいのかどうかわかりませんが、ようやく日本でも利用できるようになったというのはうれしいことです。 現在雨が降っていれば、その雨の程度を1分ごとに表示します。 1時間先までの情報になるので、VoiceOverでは60回右スワイプしながら確認することになりま

          iOS 17 天気アプリの新機能 - 雨降り通知と今後1時間の香水の強さを表示、VoiceOverのオーディオグラフに対応

          船井電機のFire TVスマートテレビのスクリーンリーダーを試してみました

          ヤマダデンキに出かけてきたので、FUNAI Fire TVを少しだけ触ってきました。 設定メニューからユーザー補助に入ると、VoiceViewのメニューがあります。 これがAmazonのFire OSに搭載されているスクリーンリーダーです。 VoiceViewがオンになったことは日本語で教えてくれましたが、「日本語のデータをダウンロード中」とアナウンスされました。 えっ、最初に日本語でしゃべったから、すでに日本語データはインストールされているのかと思ってしまいました。 し

          船井電機のFire TVスマートテレビのスクリーンリーダーを試してみました

          Envision AIアプリでも使えるようになりました! GPT-4でスキャンしたテキストやインポートしたファイルの解析をしてくれる「Ask Envision」

          書類を写真撮影して文字認識させる機能「スキャンテキスト」、 ファイルを取り込んで文字認識させる機能「ファイルをインポート」、 認識結果の内容をアップロードしてGPT-4で扱えるようになりました。 たとえばレストランメニューの認識結果の中から特定の品、 サラダやデザートなど、 ピンポイントで自分の知りたいものを見つけ出すのに役立ちます。 これまでは認識結果の内容をすべて音で聞く、点字で読む必要がありました。 他のアプリとしては、 Supersenseアプリ、 Seeing

          Envision AIアプリでも使えるようになりました! GPT-4でスキャンしたテキストやインポートしたファイルの解析をしてくれる「Ask Envision」

          ゴールデングローブ賞関連の話 - 「すべての見えない光」に出演したAriaは盲導犬パートナーのIngridと赤絨毯を歩く

          2024年1月7日に開催された第81回ゴールデングローブ賞、 盲導犬が初めてレッドカーペットを歩いたそうです。 作品賞(リミテッド&アンソロジーシリーズ、テレビ映画) この部門にノミネートされていたのが、 「すべての見えない光」(All The Light We Cannot See) この作品は2015年度のピュリツァー賞(小説部門)などを受賞したことのあるアメリカの作家アンソニー・ドーアの小節を元に、Netflixが制作しました。 2023年11月からリミテッドシリーズ

          ゴールデングローブ賞関連の話 - 「すべての見えない光」に出演したAriaは盲導犬パートナーのIngridと赤絨毯を歩く

          アプリでバッテリー残量も確認できるJackery製のポータブル電源「Jackery Plusシリーズ」 with iOS VoiceOver: #見えなくても使えるiPhone

          iPhone 15 Pro, iOS 17.2のVoiceOver環境で読み上げ操作を確認しています。 ポータブル電源は高価格なものが多いので、興味はあっても購入するのには躊躇していました。 年末年始ということでセール価格になっていたこと、 そして災害への備えの必要性を強く感じるようになったので、 小型の製品を購入することにしました。 モバイルバッテリーと違い、AC出力できるので、家電製品をつないで動かすことができるというのは大きな魅力です。 ワット数の大きな製品であれば

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          視覚障碍関連イベント「サイトワールド2023」を味わえるポッドキャストやレポート記事など

          サイトワールドとは、 毎年東京で開催されている視覚障碍者向けの機器展示会とシンポジウムなどを合わせた総合イベントです。 2023年は4念ぶりに実施されました。 視覚障害者向け総合イベントサイトワールド https://www.sight-world.com/ その雰囲気をポッドキャストやYouTube、ネット記事で味わうことができます。 さすがに日本最大級の視覚障碍者向けイベントということもあり、全国から人が集まります。 そして、アップされるレポートも多いですね! サイ

          視覚障碍関連イベント「サイトワールド2023」を味わえるポッドキャストやレポート記事など

          seeing AIアプリ関連の話 - 文字認識したドキュメントについてお尋ねできる機能「Ask Seeing AI」

          MicrosoftはOpenAIのChatGPTを採用した機能を次々に発表していますが、Seeing AIアプリにも実装されています。 ドキュメントのチャンネルで文字認識した内容をchatGPTで解析させることができます。 シーン、写真の内容についても詳しい説明をしてくれます。写真の内容については質問する機能はありません。 ただし、現時点では日本語環境では利用できません。 操作の手順としては、Documentチャンネルで文字認識させると「Ask Seeing AI」という

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          ChatGPTアプリ関連の話 - あなたは何ヵ国語を話せるんですか?? ボイスモードで自然な会話

          2022念に登場したOpenAI社のChatGPTは世間から多くの注目を集めています。 対話しながら調べ物をしたり、文章を作成してくれたり、プログラミングのコードを書いてくれたりなど、日常生活や仕事の場面で重宝される存在です。 他社からも生成AIが次々と登場してくるようになりました。 プロンプトを送信することで答えを生成してもらえるわけですが、ChatGPTのボイスモードではテキスト入力せずに声でのやり取りができます。 AmazonやGoogleのスマートスピーカーのように

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          オーディオブックの紹介 - 「ルイ・ブライユ 暗闇に光を灯した十五歳の点字発明者」

          2017念3月22日に発売された小学館ジュニア文庫『ルイ・ブライユ 暗闇に光を灯した十五歳の点字発明者』 こちらの書籍がオーディオブックで登場しました。 サピエ図書館には点字データ、音声デイジー、テキストデイジーの各フォーマットで制作登録されています。 ルイ・ブライユ 暗闇に光を灯した十五歳の点字発明者 | オーディオブック・DVD・CD | 小学館 著者: 山本徳造 監 / 広瀬浩二郎  ナレーター: 紫桃あかね  配信日 2023.12.01 再生時間 232分 Jp-e

          オーディオブックの紹介 - 「ルイ・ブライユ 暗闇に光を灯した十五歳の点字発明者」

          Be My Eyesアプリ関連の話 - 参天製薬の社員がボランティアとして参加するイベント 72時間チャレンジ

          毎年10月の第2木曜日は「世界視力デー(World Sight Day)」。 失明や視覚障がいに対する意識向上に向け、国際失明予防協会(IAPB)が定めたものだそうです。 2023念は10月12日ということになりますね。 Be My Eyesと参天製薬はチャレンジングな試みとして、次の発表をしていました。 XユーザーのBe My Eyesさん: 「Santen and Be My Eyes are hosting a 72 hour initiative where pa

          Be My Eyesアプリ関連の話 - 参天製薬の社員がボランティアとして参加するイベント 72時間チャレンジ