見つけたいテキストを検出すると通知してくれるAndroid向けの視覚支援アプリ「AudiVision」

スマートフォン向けにリリースされている文字認識アプリ、今では数多く存在します
ね。
Blind Android Users Podcastでは「best OCR award poll of 2022」というアンケート調査を行っていました。

Blind Android Users Podcast

知らないアプリがいくつもありました。

Googleで開発されているLookoutアプリの評価は高そうですが、対応言語には日本語がまだ含まれていないというのが興味深いです。
日本語のユーザは少ないということで対応予定はないんでしょうかねぇ。

ノミネートされていたアプリの一つが「AudiVision」。
現在はベータ版をインストールできますが、将来的にはサブスクリプション制の有料プランで提供されるようです。
2023年1月にはiOS向けにもリリースされる予定らしいです。

AudiVision for Audible Vision on Android | American Foundation for the Blind
| AccessWorld |
https://afb.org/aw/23/12/18147?_ga=2.105139523.1124354271.1672664178-6989959
36.1662085374

リアルタイムOCRで日本語認識もできますが、おもしろい機能は、
Expiry Date
商品の消費期限だけを認識して読み上げてくれる機能です。
試してみたところ、ドライマンゴーの賞味期限を読み取ってくれたこともありました。
電話番号を読み上げることもありました。
英語だけで書かれているパッケージであれば検出精度は高いのかもしれません。

特定の箇所を検出してその箇所だけを文字認識してくれるというコンセプトは
とてもおもしろいなと感じました。
AIで検出精度を上げれるようになれば、ほしい情報だけを取得できるようになりそうです。

もう一つの機能、
Find
こちらはタイプした文字列の含まれたテキストを検出すると、通知してくれるという機能です。
たとえば駅構内でトイレを探したい場合、「トイレ」を文字入力してカメラで見回せば、トイレという文字を見つけたときにお知らせしてくれるというわけです。
3文字以上である必要があります。

OCRアプリは文字認識の制度や使いやすさで評価されるでしょうが、こんな使い方もあるのかと新しい発見をさせてくれるアプリです。