Minako"mooki"Obata

シンガー・ソングライター

Minako"mooki"Obata

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マガジン

  • JILL&mooki_じゃじゃ馬ボイトレ記録

    • 5本

    PERSONZのボーカルJILLが48歳の時に本格的にレッスンしたボイストレーナーのmookiさんとのレッスン記録を公開。

最近の記事

声のメインテナンス

この夏、流行り病にかかってしまいました。 症状は風邪と大差はなく、数日すれば回復に向かっていったのですが、この期間に一番重かった症状が喉の腫れでした。水を飲み込むのも痛いほどに腫れ、ひどい咳も伴っていました。 5日ほど経って、症状もほぼほぼ治まり、日常に戻るに当たって、まずは声のメインテナンスをする必要がありました。喉にかかっていた負担は相当なものだった様子で、出なくなってしまった音域があったり、レジスターコントロール(地声や裏声のコントロール)がうまくいかなかったり、とい

    • Re:じゃじゃ馬ボイトレ記録_02

      Jillさんの返信、しかと受け取りました! この往復書簡を始めてまだ間もないですが、すでにたくさんの気づきがあって、言葉にしておきたいこと、しておくべきことをJILLさんに導いてもらっている気がしてます。 Re: アラフィフのターニングポイント50代に近づき、越していくと、今まで出ていた音域が出にくくなった… よく耳にします。 それぞれいろんな状況があると思います。声だけではなくて、体調が要因だったり、メンタルなところだったり。 ですが、そういった状況は横にしても、私は、ひ

      • 内感、内観のススメ

        ボーカルという楽器は内付け例えばピアノを演奏する…. となった時、楽器は目に見えている、 あるいは手が届いて感じるところにあります。 この鍵盤を押すとこの音程が出る、その次の鍵盤は半音上がった、あるいは下がった音が出る… 肉体の動きが目に見えるところ、あるいは感触にあるところにあります。 声はどうでしょうか。 肉体内に内付です。 ピアノでいうならば指で鍵盤を押す力もボーカルでは内っ側、 お腹のインナーマッスルでコントロール。 音程を創るチューニングも喉の中。 音を響かせるス

        • RE:じゃじゃ馬ボイトレ記録_01

          JILLさんとの再会2022年8月半ば…久しぶりにPersonz のJILLさんからLINEが届く。 「近々、レッスン受けられますでしょうか?自分でやってきたボイトレを調整したいなあと思います。」 パンデミックという妙な時を挟んでしまったら、それ以前はもう大昔のような、違う人生のような… 人との関わり方も関係性もリセットされてしまったような気分になることがあった方も少なくないと思います。 そんな中、JILLさんから久々にレッスンの依頼が来て、 『あ!ここはちゃんと繋がって

        声のメインテナンス

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        • JILL&mooki_じゃじゃ馬ボイトレ記録
          5本

        記事

          楽器のトリセツ

          今回はメソッド。 楽器の取説からスタートです。 ボーカリストは楽器が内付であるゆえ、 客観性が持てなかったりすることが多く、自分の楽器に対して 広い視野で見ることが難しいケースが多いです。 というか、私がそうでした。感情の起伏が起こると、丁寧に歌うことを忘れてしまう…気持ちよく歌ってたつもりなのに後で聞き返してみるととても雑で乱暴な歌になっていて、落ち込む…とか。だったら感情よりも客観性を優先してみよう、と思いトライしてみたら音程やリズムはいいけどぜんぜんつまらない歌にな

          楽器のトリセツ

          身体は楽器

          随分前ですが、楽器奏者の人たちが楽器を巧みに操っている様子をみたり、楽器のスペックや材の話をしたり、メインテナンスをしてる姿を目にしたりするときに、羨ましかったり、なんとも言えない劣等感みたいなのを感じる時がありました。自分は楽器を持っていないことで、音楽の楽しみの一部を経験していないような気持ちになっていたのかもしれません。 初めてちゃんとしたボイストレーニングを受けたのが21歳の時でした。 (ちゃんとした、とか言って失礼。それまでに何度かレッスンを受けて、疑問を抱くこと

          身体は楽器

          声は楽器

          子供の頃、3歳くらい…もうすでに歌うのが好きで仕方なかったことを憶えています。父が買ってきたカセットレコーダーの前に陣取って、当時の流行歌を歌い続けたり、団地の前の公園に近所のおばちゃんたちを集めてジャイアンみたいに歌ったりしてたようです。 歌うことに対する想いは成長とともにどんどん強くなっていきました。  とは言え、軽音楽部に入るでもなく、バンドを自分から組むでもなく、歌いたいのに聴いてもらえるチャンスを作れない自分に悶々としていました。 大学生になり大きな転機が、身近な

          noteはじめました

          ボーカルのMinako"mooki"Obataです。この度noteをプラットフォームにしてボーカル、音楽に関するあれやこれやをお伝えしたりお話したりしていくことにしました。 自分はまだひよっこだと感じているのですが、有難いことに30年くらいプロとしての活動を続けることができていて、歌うことを愛している人、これから歌っていきたいと思っている方に何か伝えることができるのでは…と思い、仲間のミュージシャンたちが自分たちの経験からくる学びをシェアしているのに触発されて、私もはじめてみ

          noteはじめました