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天使にラブソングを2

こんにちは。
VOICE CARE STUDIOです。

曲解説ではありませんが、
レッスンで扱うことの多い曲を
ご紹介していきたいと思います。

ゴスペル人気はいつもある

過去に習い事として
ゴスペルが盛り上がっていた時期がありますが、
今はもう落ち着いて定番化しています。

日本での扱われ方は
本来のゴスペルの意味とは違うのですが、

たくさんの人が集まって
めいっぱい声を合わせるということが
コーラスとはまた違った味わいで
人気の理由なのでしょうね。

ゴスペルで
有名な曲はたくさんあるのですが
やはり人気は『天使にラブソングを』

1作目から20年が経過していますが、
未だに日本でゴスペルというと
この映画と、劇中歌が挙げられます。

そんな『天使にラブソングを』
2作目『天使にラブソングを2』より
二曲ご紹介します。

『Oh Happy Day』

比較的1作目の曲が
さまざまな団体で歌われているのを
お見かけするのですが、
2作目ではこの曲が1番歌われています。

最初は全員完全に“歌わされている“
受け身な状態から
徐々に盛り上がり自信を得て
“自ら歌う“に変化していく姿が
教える側としては何とも良い部分です。

noteを見渡すと、
そうだ音楽ってカッコイイものだったな
なんて思い出すのですが

個人的には『歌』って
カッコ悪くてみっともなくて
やっぱり楽器の方の
カッコ良さとは全く違うと思っていて。

これは決してネガティブではなく、
その不完全さと人間臭さが
あたたかみのある
『歌』の良いところだと思っています。

歌をさらに歌らしくするためには、
カッコつけて誰かの真似をするよりも
自分の良いところも悪いところも
曝け出していく作業が必要になるのですね。

出来ても出来なくても、
正解はないのですから。

『Joyful Joyful』

これは1人ではこの良さは出せない、
たくさんの人が個性を持って
めいっぱい表現したら
こんな素晴らしいことが出来る
楽しみのたくさん詰まった曲です。

Lauryn Hillのソロパートは聴き惚れてしまいますね。

この曲はベートーヴェンの第九を
アレンジしたものですから、
メロディはほとんどどなたでも
ご存じなのではないでしょうか。

この曲はこのままを再現するのは
難易度が高いので
ラップがカットされたり
パート編成も変えたりして
演奏されるのを見かけます。

第九合唱は日本でものすごく人気があり、
毎年各地域で
第九合唱の市民参加を募集しています。
(注:コロナ禍以前)

数ある第九合唱のコンサートの中でも
一番規模が大きいのが
佐渡裕さん指揮の『一万人の第九』
一万人が集まって第九を歌っています。

この一万人の第九
毎年テレビ放送もされており、
司会も芸能人の方がされています。

メインとなる第九合唱のほか、
タレントによる朗読や別の曲の演奏など
催しもたくさんあるのが魅力です。

その中で、
『Joyful Joyful』
映画のままのアレンジで
平原綾香さんがお1人で
全てのメインパートを
歌われている映像があります。

ご参考までに、
こちらも掲載しておきます。

おわりに

私自身も『天使にラブソングを』
とても思い出深い作品です。

この2作目を初めて観た時は
私自身も高校生でした。

そして、
ゴスペルクワイアに所属していたのです。

心は大人に近づいているけれど
全てを自分では決められない
もどかしさや

やっぱり自分の好きなことを
胸を張ってやりたいという気持ち

そして最後に
自分を掴み取る姿は
とても感動して
何度も曲を聴いていました。

2作目から観ても
十分に楽しめる作品です。
まだご覧になったことがない方は
ぜひご覧になってみてくださいね。


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