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本当に必要なのは「話し方」ではないかもしれない? 寝ても覚めてもボイトレ思考ー第66夜ー

喋ることなんて当たり前にできる

ほとんどの方は話す際に特に「発声・発音」に気を遣わなくても会話が成立するので、それを教わる・習うことの重要性なんて考えたこともないと思います。 そりゃそうです。 息の吸い方を習わなくても呼吸はできているんですから、生きていくのにそんなに必要?と問われたら「そりゃそーですよね」としか言いようがありません。 そして、イザ大勢の前で話す機会や、自己紹介が必要になった時「話し方」を知りたい!となるんです。 けれど、あなたが本当に必要なのは「話し方」でしょうか?

想いは戦略、スーツは戦闘服。声は、あなたの武器になる

世に出回る話し方本は、人と話す、人前で話す事について「なるほど確かにその通り」な事が沢山記載されています。
ところが、実際にお悩みの方に話を聞くと

あれ?話し方は??
そう、実は思っているより「話し方」に拘る必要ってなかったりするんです。

アドリブメインでの話し方/原稿がある場合の話し方

アドリブメインで話す場合は

  • 話す内容の知識

  • 例え話

  • それにまつわる体験談

  • 関連する話し

等の原稿が自分の脳内に整理収納されている事。そしてそれを必要な時に瞬時に取り出して口に出すという作業が必要です。 脳内から取り出した原稿はその時点で「話し言葉として文章化」されていて、その場で組みなおさなくても取り出して話すだけでOKな状態。これは慣れていないとなかなかできる事ではありません。 けれど、すでに原稿がある、もしくはルーティン化されている台本がある。そんな場合は

  • 自分が納得できる「良い声」で話す

  • お手本(自分が理想とする)の話し方を意識(真似)する

  • 自分の声を聴きながら話す

これができるだけで、自分の中の満足度も上がりますし、自信もつきます。 その繰り返しをしていくなかで、人前に立つことの恥ずかしさや緊張も、回を重ねるごとに薄くなるんですね。

良い声を自分自身に聴かせてあげる

普段から喋る仕事をしていない人、趣味で話す事をしていない人が、いきなり講演家のように話すのはハードルが高すぎます。相手の心に入り込むような話し方…なんて想像するだけでもう二の句が継げないなんてことになりかねません。 なので、まずは「相手に届く声」を意識するところからスタートしましょう。 どんなにいい話でも、相手に聴こえていなければ本末転倒。 そして相手が「聴き取れていなければ」、あなたも話はもっと意味がないものになります。 ゆっくりでも構いません。 流暢である必要もありません。 貴方の伝えたいことを、確実に聴き手に届けるために。 想いをゴールに、気持ちが引き締まるスーツを身に着けて 声をあなたの意のままに操れるように、日々手入れをしてみませんか? 「想いは戦略、スーツは戦闘服。声は、あなたの武器になる」


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