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ボイトレ✨メモリー

先日、3月のボイトレに行ってきた。
季節は春。
さすがにもう、ダウンのロングコートは暑すぎる。
何を着ていこうかなと思っていたら、友人がトレーナーを着ている写真をアップしてたの見て、あそうだ、私も持ってると思い出し、1年ぶりに、星野源さんとユニクロがコラボした、彼の歌をイメージしたフーディを着てみることに。
ベージュはくだらないの中に、グリーンはアイデア、ブラックは創造をイメージした3枚のうち、ベージュを着たい気分だなと「くだらないの中に」を着てスタジオに出かけた。

トレーナーさんは、ミュージカルの舞台に出ている人だけあって、綺麗なマニジュアをしたり、個性的な服装をしてくる。
今回は、ジャケットの中に、とっても素敵なワンピースを着てきた。
思わず「素敵なワンピースですね」と言うと、「これ、古着屋さんで買ったんですよ」という返事が返ってきた。
そういえば、以前も古着屋さんで買ったという、ペイズリー柄のワンピースを着てきたことがあったけ。衣装に凝るだけあって、新品、古着に拘らず、好きだと思ったものを着るんだなと、センスのよさに惹かれた。

前回のレッスンから、ほぼ2週間。
今回は、練習しなければ声は出ないんだなと、痛感したこともあって、ほぼ毎日、最低1時間、歌の練習をした。
今までは、発声練習を主にして、課題曲を通しで歌うのを、あまり積極的にして来なかったのですが、今回は、とにかく通しで「メモリー」を歌うことを意識して、練習することにしました。

歌を好きに歌っていた時は、自分の声を出し方が、地声なのか裏声なのか、どのくらい低音が出て、高音が出るのか、リズムをちゃんと取れるのかなど、気にも留めずに歌っていましたが、ボイトレを始めて、今のトレーナーさんと出会ってからというもの、姿勢、声の出し方、地声と裏声、ミックスなど、色々と指摘去れ、修正を重ねてきました。

気づけばもう、3、4年にはなるでしょうか。
初めは、そのままの声で、スピッツなどを歌っていましたが、裏声で歌っていると指摘されてからは、ずーっと地声で歌う練習をしてきました。
星野源さんの曲も、地声で歌うように言われ、恋、アイデア、不思議、喜劇を練習してきたのです。特に不思議、喜劇あたりからは、地声で歌う事だけでなく、どうすれば地声が綺麗に歌えるか、息を長く続けられるかに重点が置かれ、結構な時間を費やしてきました。

そして、やっと数日前に、声帯の使い方というか、こういうふうに声出すといいんだなということがわかったのです。
体感なので、説明が難しいのですが、声帯のどこの部分を閉じて声を出すと、自分が思っている声が出るんだなとわかったのです。
それと同時に、前回、トレーナーさんが、地声で歌うことを意識しすぎて、パーンと声帯を閉じてしまうので、強い地声になってしまうので、無理をしないでと言ってもらったことを思い出し、あまり無理せずできない時は裏声も使って練習していました。

それでわかったのは、ずっと歌っていると、声が出やすくなるということでした。毎日、毎日、メモリーを歌って、最初の頃は声帯の腫れがひいた夜くらいから、イメージする声が出て、夜にレッスンを受けた方がいいのかな、なって思っていたのが、徐々に、その時間帯が早くなってきて、気がついたら、いつもボイトレに行く時間には、声が出ているようになっていたのです。

まずは、いつもと同じように、トレーナーさんについて、発声練習に臨みました。
歌いながら、あれ、楽に声が出るって、こんなに気持ちがいいものなんだなと…内心びっくり。
地声の出し方で、苦労していたのが嘘みたい。本来、これが当たり前の声の出し方だったのかもしれないなと思いながら、結構な高音まで普通に声が出て終了。
トレーナーさんにも驚かれるほど。いつもは、結構な時間を発声練習に費やしてから、課題曲に取り組むのですが、今回は、割とすぐ「メモリーを歌いましょう」と言ってもらい、えっという感じ。

早速、カラオケのメモリーを聴きながら、歌い始めました。
いつもは、ガチガチに緊張して、こえも絞ったり、声帯を強く閉じたりして歌っていたのですが、今回は、先ほども書いたように地声にこだわるの話にしようと、楽な気分で歌い始めました。
最後の、「お願い私に触って、私を抱いて光とともに」と一気に高音になるときは、思い切り地声でいこう。そう思っていたところ、うまく地声が出て、ほっ。
いつも、ここで裏声になってしまっていたのです。

歌い終わってみて、久しぶりに歌うことに集中して、できる限りのことをした。そんな充実感がありました。
で、トレーナーさんの感想「過去一で良かったんじゃないですか」と言ってもらえました。
もちろん、修正点はいっぱいあります。でも、今の私ができる、最大限の歌だったなと思うと、素直に嬉しい。

トレーナーさんが、メモリーはこれでいいですね。と終了を告げてくれました。
前回の喜劇も長かったけれど、今回のメモリーも長くって、そろそろ限界かなと思っていたので、正直に「そろそろ終わりたいなと思っていたので、よかった」と言ったところ、トレーナーさんが「気づかずに歌わせてごめんなさい」と言ってのでびっくり。
私は、簡単に「いいです、いいです」と言ってくれる人よりも、「ここが問題点」「ここを修正して、もっとよくなっていきましょう。レベルを上げていきましょう」と言ってくれる人の方が、やりがいがあるのです。
せっかく、お金と時間をかけて習いに行くのですから、な〜な〜は嫌。鍛えれば、今よりよくなる可能性があるのに、それをさせないトレーナーさんには、ついて行きたくないのが私の性分。
当然のことながら、今年のはじめ頃は、もう自分には無理なのかなと思った時もありました。でも、ここでやめてしまったら、と小さな意地が継続の力になりました。

なので、これからもトレーナーさんには、甘やかさないでくださいと言うつもりです。

ここで、声帯の使い方についてのレクチャーがありました。
今まで、地声を出すことに集中していたけれど、これって声帯の下の方を使って出していたんですよね。もう一つ、裏声の出し方として、上から被せるように出す方法があります。と言われました。
「なるほど…これが声の出し方なんだ。声の出し方には、色々な方法があると言うことなんだなぁ」と理解しました。
お話によると、声楽をされている方のなかで、クラシックとミュージカルなどで、声の出し方を変えている方がいるとか。
しばらく練習してきたのは、ミュージカル曲を歌うときに必要な、パワフルな歌い方でした。

「声帯を下の方で閉じて」と言われ出した声と、じゃあ、今度は上から被せるように出してみて」とでは、まったく違う。びっくりです。
声帯を下から閉じるのと上から被せるイメージで閉じていくのとでは、パワーがまったく違う。
上からの方が裏声で優しい、でも地声を出して歌う練習を2年あまりしたせいか、裏声も弱いから強いまで出せるようになって、普通の声はほぼミックスなのだそうです。
ちょっとしたテクニックで、声の出方が変わるなんて、ボイトレやって、初めて知りました。

ということで、この次からは声帯を上から被せる歌い方で、課題曲を練習することに。

ただ、難しい曲が続いたので、次の曲は、ちょっとやさしいの、そして私の声に合っている曲をお願いしたところ。「昭和歌謡」はどうですか、と聞かれ「大好きです、ずっと歌っていました」と答えました。
出てきたミュージシャンの名前が、竹内まりやさん、アンジェラ・,アキさん。そして今井美樹さん。みなさん大好きなミュージシャンばかり。
竹内まりやさんの駅が候補に上がって、歌ってみたところ、いい感じ。

他にと言われ、男性ミュージシャンが好きで、井上陽水さん、スピッツ、などあげたところ。
井上陽水さんの、少年時代を歌ってみることに。
私の声は低めなので、男性の方があうのかな…
女性ミュージシャンは、中島みゆきさんをよく歌ってました、それと玉置浩二さんもと。

一回メモリーを歌っただけで、新しい曲選びを始めたので、時間が結構いっぱいあったこともあって、ここでちょっと道産子談義。
みゆきさんも、安全遅滞ももちろん玉置浩二さんも道産子。
松山千春さん、細川たかしさんなどなど。
トレーナーさんが、道産子のミュージシャンが多いですね。と驚かれていました。
今は分かりませんが、一時期まで、本当に道産子が多かったのです。
ど忘れしてしまいましたが、大黒摩季さんも札幌出身。
大橋純子さんは、私と同じ市の出身です。

そんな話をしていたら、「ワインレッドの心」なんてよさそうと言ってもらい、その気になって、「ワインレッドの心」を次の課題曲にしてもらいました。

次回は、今月下旬。
練習しなくちゃ。
声帯は筋肉、筋肉は鍛えないとすぐ萎える。
でも筋肉は裏切らないんですよね(笑)

ワインレッドの心
いろんなバージョンが出てるはずだから聴いてみてと言われたので、聴いて見ます。


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