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「お付き合い」の値段

怪談朗読ライヴまで、あと約1週間。連日練習しております。↑本番にヨガマットは、出てきませんけどね(笑)。
今回はちょっと朗読とは関係ない話。

少し前に、とある広告代理店から、あるキャンペーンTVコマーシャルに、協賛社として、名前を連ねませんか?とお電話をいただきました。CMの仕事をしていますが、これまでにお付き合いはした事がない会社からのお誘い。とある団体からうちを知って、お誘いのお電話をくださったのでした。
趣旨を聞くと、まぁ、社会的に意義があるキャンペーン。協賛タイプ①と②があり、①なら、まぁ頑張れば出せない価格ではないし…と思い、
「即答はできませんが①なら…」
と言ったところ、担当者が

「そうですね。皆さんお付き合い程度で①にされる方が多いので、①でも構いませんよ」

ちょいとお待ちくださいよ、と。
私、この会社と「お付き合い程度で」お金を出す関係?? いま、初対面…ではなくて、初電話?
いや、わかりますよ。仰ってる事は。多分、金額の少ない①だって、全然構わないよ、みんなそのくらいよー、とお気遣いいただいたんだと思いますよ。ごめんね、予算なくて。
でーもーさー。

「社会的意義が」「御社の社会貢献として」
って言った舌の根も乾かぬうちに、
「お付き合い程度で」って。
うちは「お付き合い」もした事がない会社に「お付き合い程度」で、その金額が出せるほど余裕のある会社ではないっちゅーの。

それにうちの会社のお金は、VoiceVoiceの子達が一生懸命働いてくれて、その中から、言い方悪いけど「うわ前いただいて」いる分が利益となって、運営している会社なんですよね。
そーーーんな大切なお金を出す? お付き合いのない方にお付き合い程度で?

出ーーすーかーいーなー!!

それが「大人の言い方」だとしても、私は意義を唱えたい!!

他人からお金を出してもらうって、本気で(又は嘘でも本気に見えるように)、自分事として相手に向かっていかなかったら、一円だって出ないと思うし、私は出したくない。もはや金額の問題ですらないと思う。
だけど本気で「コレはいい!!」「応援したい!!」って思ったら、頑張りますよ。事務所の子達をせっとくしますよ。これにお金使いたいと思うのですがって。
お金ってそういう価値のものだと思うし、そうやって使いたい。お金は、ただモノを買うためのものじゃなくて、その過程や、使った後の気持ちも価値の内だと思う。

というわけで、残念な発言さえなければ、協賛したかもしれませんが、きっとうちじゃなくてもお付き合いで出してたくださる方はいると思うので、そちらにお譲りしました。

お金を払ってもらう価値のある怪談朗読ライヴ、来週末です。お待ちしてます。

↑土下座(笑)。
#お金の価値 #付き合い #怪談 #朗読 #VoiceVoice

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