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【続報】拳法の稽古に行くと声が出にくくなる

今朝も、中国武術「韓氏意拳」のモーニングクラス (内田先生)に参加した。
https://hsyqjapan.dreama.jp/40/192/

前回、このクラスに出た直後は声が出にくくなる事について考察した。

前回の記事
https://note.com/voiz/n/n166a6fa5a32e

◆で、今回はどうだったのかと言うと

クラス終了後、クラスの参加者の方と近くのファミレスで少しお話しさせてもらった。

そこで気づいたのは、声の出にくさが無くなってた事だ。

普通に出てる。

いや、普通と言うよりかは、自然に出てる感じ。

なので、今回はその事について考察したい

今回も、前回同様、文責は全て私にある。

◆そもそも声が出にくい理由 追記

前回に書き忘れたが、このクラスは武術のクラスなので、基本的に声は出さない。

武術によっては、積極的に声を出す流派もあるが、韓氏意拳では、基本的には発声する事は求められない。ただ、出しちゃだめ、と言う訳ではなく、自然に声が出る分には咎められない。

なので、呼吸に関する指示も無い。むしろ呼吸を意識的に行う事は注意される。(注意されてるところを見た事は無いが、もし大げさに変な呼吸をしている人がいたら、多分注意されるだろう。「呼吸は自然に」と言う先生の言葉は聞いた記憶があるからだ)。

よって、先生の説明や、生徒からの質問以外は、稽古中は基本的にシーンとしている。

つまり、武術としての動きは良くなるが、発声は考慮されていないので、武術としての動きに集中すればするほど、発声は出にくくなるのは当然だとも思う。

おそらくは、声帯を寄せる筋肉が、良い感じに弛緩するのだろう。対となっている声帯は、お互いが適切に寄らないと、つまり閉まらないと音は鳴らない。声にならない。

ただし、これは前回の記事にも書いた事がだが、韓氏意拳の求める”身体の層”と、私が普段、日常で発声している”身体の層”が重なっていない、と言う事も大きいと思う。

◆今回出しやすかった理由

「今日はクラス後なのに、自然と声が出るなあ」と気づいたとき、パッと思い当たる事があった。

それは、昨日朝に「声を出す瞑想法(倍音声明=ばいおん・しょうみょう)」をやった事だ。

そして、この瞑想法をやる時に、韓氏意拳で教えてもらっている「身体への集注方」の一つを使ったのだった。

面白い発見があったのは、韓氏意拳で集注して観る場所と、発声で観る場所が少し違う事だった。

韓氏意拳で観るのは背中側。発声はお腹側。

そこで、その二つを同時に観てみた。
すると、出しやすかった!

モンゴルには「オルティンドー」と呼ばれる、凄まじい声量と音域と、独特のコブシを持つ伝統歌唱が存在する。

私は3ヶ月ほど、モンゴルで、芸術学校の先生にオルティンドーを教えてもらった事がある。

その先生が仰っていたのは「息の支え」。お腹に溜めた息を支えに、発声する、と言う事だった。

発声する時に韓氏意拳の背中への集注観と、発声する時の集注観を合わせると、「背中側を中心とした、体全体の支え」を感じる事が出来た。

そもそも、韓氏意拳の集注観では、前側の身体はフワッと緩ませるよう指導されるので、喉や胸・お腹の自由度は更に上がる。

そのままだと声は出しにくいので(私の場合は)、発声に必要なところに集注していく。

すると、背中側を中心とした体全体の支えがある場合は、本当に必要なところと、不必要なところがより明確になる。

◆結論

つまり、武術としての身体と、発声の身体を合わせる練習をすれば、声は自然と出る、と言う事だ。

それには、声を出す瞑想法(倍音声明)が役立つ。

(ただし、武術の集注観や、発声に集注してこの瞑想法をやると、本来の瞑想効果は得られない感じもした。が、これについては、ここでは取り上げない)

ただまあ、今回の考察はまだ始まったばかりなので、また発見があったらシェアしていきたいと思う。

◆その他の気づき

身体の集注に関して、今回は新たな方法を指導して頂いた。

それは後頭骨から背骨に沿って仙骨の先に向かって、集注して観ていく、と言う方法だ。

これは四つ足で立っている状態で、頭を適切な位置に上げると(私は下げすぎていると指摘された)、集注が途中で止まらずに最後まで”通す”事が出来た。

逆に言えば、そうしないと、集注が肩甲骨の間あたりで止まって、下に降りにくい。

これが出来ると、上体と下肢、そして身体の左右の連動が一気に起きやすくなる。

そして、この上体と下肢、身体の左右の連動は、発声する上で「全身感」が生じ、パフォーマンスに説得力を持たせやすくなる。

ああ、身体は面白い!

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それでは最後まで読んでくださりありがとうございました。

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