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2021-22シーズン熊本ヴォルターズVSライジングゼファー福岡戦観戦日記

こんちは。ポールです。
最近は死ぬほど忙しかった仕事もひと段落し、私にもようやくゆったりとできる時間ができてきました(ウレピヨ)。こうしてnoteを更新できるのも佐賀戦以来で、その間ヴォルターズはなかなか苦難の道を歩んできました。

奈良戦はローソン鼻骨骨折、バローンは登録間に合わずで外国籍ピーク1枚。Game1ではウィタカ、サンバがゴール下で奮闘が実り解消するも、Game2ではフリースローを勝負所で4連続ミスし1点差で敗戦。
西宮戦はGame1では4Q途中まで8点のリードしていたが終盤の連続TOで追いつかれ、劇的ブザービーターを決められ敗戦。その影響が大きかったか、Game2では今季最大失点で敗れました。
天皇杯含めるとこれで4連敗。そして勝てた試合が2試合はあったと考えると、ブースター・選手ともにかなりのフラストレーションとなっていたでしょう。

平日開催の福岡戦は、お互い5勝5負、万が一負けると順位も降格し、勝率も5割を切りという、絶対に負けられない戦いがここにあるんですぅ(ジョン・カビラVo)。

ではではまず、VSライジングゼファー福岡戦の結果からみていきましょうか。

熊本 102‐84 福岡


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やっと終わったんだ....この暗く長いトンネルから.....連敗という谷底から.....(壮絶)

ヴォルターズ久々の勝利に、ブースターは歓喜したのではないのでしょうか。この日は私も現地観戦させて頂いてたのですが、4Qの盛り上がりはそれはもうすごかったですよ。

試合見てない民「点差が離れて快勝、しかも久々の勝利だったから盛り上がったんでしょ??」

それもある。しかし、それだけではあそこまで盛り上がらなかった。現地にいたブースターは観たんですよ、バスケットボールの神様を...

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写真提供 masami(@masha_motto)様

神 スタッツ
MIN 32:02 PTS 52 FG% 71.4% (20/28) 3FG% 88.9%(8/9) TO 0

さらに神 4Q残り5分28秒からのスタッツ
PTS 20 FG 100%(7/7) 3FG% 100%(6/6)ST 2

ピークがついに17号と18号を吸収して「パーフェクト・ピーク」となりました。しかも最後の3P3連続は福岡もシュートチェックしている+3Pラインから離れている、俗にいうディープ3で決めやがっています(誰)。正直言って、あんなの決められたら相手チームもお手上げですよ、ほんまに。

ベンジャミン・ローソン「僕自身もスクリーンをセットしながら、ファンの皆さんと同じような感覚で彼を見ていました」

チームメートですら驚愕するようなシュートに加え、なんと驚異のTO0という完璧ぶり。LJ・ピーク最強!!!LJ・ピーク最強!!!!!これからクラッチタイムの時間に決めまくるNBAのデイミアン・リラードが「デイム・タイム」と呼ばれるように、「ピーク・タイム」と呼んでもいいんじゃないでしょうか?そのぐらいの衝撃でした。

今回のGameは、ケガ以外で初めてスタメンが変更された試合でした(本村⇒ウィタカ)。というのも、福岡の外国籍スタメンはビバリーとジェロームというゴリゴリの4、5番タイプ2枚。その高さに対抗するためにウィタカを投入したと思います。
このスタメン変更により、個人的に好きだったのが途中から出場する本村と磯野の2枚入りDFデュオ。
二人とも1番や3番タイプの外国籍にスピードでちぎられずマークできるため、相手の機転を潰すことができる。この2人がダブルチームを行った場合の圧力が効いていて、相手のTOを頻発させ、まさにDFから流れを作ることができるわけです。最近はカッッッツオォォの得点力upや本村のシュートの復調がみられ、ベックにとって重要なピースとなっているのは明らかです。
ここ数試合は失点が多くなってきています(リーグ3試合の平均失点91点)。福岡戦も3Q残り5分半で4失点で抑えていたのにも関わらず、残り時間で17失点し結局同点で終了は勿体ない。福岡、西宮は3P成功率がともに1位と2位。ここ3試合とも3Pでの失点が大量失点につながっています。
本村、カッッッツオォォを中心とし、いかに相手チームに気持ちよく3Pを打たせないかが今後の課題になってくると思います。

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写真提供 ここからすべてMasami(@MasamiSym1079)様

ちなみに、ブースターの皆様はヴォルターズがB2チームのなかでTopのスタッツを残している項目はご存じでしょうか?(突然のシンキングタイム)

考えてみましょう。

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答えはPT2AV(1試合平均2ポイントシュート成功数)です。現在B2リーグで1番熊本が2ポイントシュートを多く決めています。PT2R(2ポイントシュート成功率)も現在2位で、3ポイントラインから内側では高いシュート成功率を誇っています。
反対に、PT3AV(1試合平均3ポイントシュート成功数)は下から5番目の10位、PT3R(3ポイントシュート成功率)は9位となっています。今回のピークの8/9の3Pがなければ、もっと順位が落ちていたかもしれません。
3Pの成功数、成功率ともに低い現在でも、1試合の平均得点は80.09で6位と悪くない位置付けにいます。つまり、3P確率の上昇が、必然的に得意のペイントエリアも相手はマークを減らさずにはいられなくなり、さらなる効率のいい得点が期待できるわけです(当たり前だけど)。

3Pのスペシャリスト、ジョーダンハミルトンの離脱によって合流した選手がカイルバローンだったのは熊本にとって悪くない補強だったと思います。
バローンの日本での5シーズンのスタッツ
PTS 14.5 3P% 33.7 TRB 9.0

熊本合流後はPTS 4.7 3P% 16.7 TRB 5.0とまだ奮ってはない成績だけど、今回の福岡戦では大事な場面での3Pやローソンとのコンビネーションからのアタックでいい活躍を見せてくれました。実際、バローンの3Pで流れが完全に熊本に傾いたよね。
ハミルトンの離脱期間が不透明のなか、バローンの3Pが熊本にとっての新しい得点パターンになってほしいものです。

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古野はここ数試合苦しんでいるようにも見えます。ここ3試合では3Pは成功無し、そもそも3試合で4本しか3Pアテンプトがありません。西宮戦でのGame2では重要な場面での2連続TOがあったものの、熊本のPGは古野です。佐々木と2人でタイプの違うPGとなっていることは熊本の強みだと思います。福岡戦ではTOも少し目立ったものの、ゲームの流れを読み取り、支配する力は古野が1番です。ゲームを落ち着かせ、さらにここで今までのように古野の3Pが復調してくれば、熊本はもっと楽な展開を作れると思います。得点力全開の拓巳も久々に見てみたいっす、佐賀戦はお願いします!

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1Qで流れが福岡に傾いたときに踏ん張ってくれたのはまぎれもなく木田貴明でしたね。あのままズルズルとやられていけば、先週の西宮戦のように1Qで試合が決まっていたかもしれません。木田は迷いがないときが一番いいプレーをしてるんだよなぁ。選択肢にパスが入ってると、フィニッシュの段階で弱気になってしまってTOとなる場面が結構あります。逆に迷いがないときは無理な体制でも高確率でゴールを決められる。不思議な選手ですね(もちろん褒めてる)。
そんな木田も勝利後のインタビューでは自分に満足していないような印象を受けました。悪く言えばちょっとイライラしているようなね。おじさん、ああいうの大好き(ニッコリ)。自分のプレーに満足せず、常に向上を目指している。今シーズン、もっと良くなってくるはずです。

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それにしても久々の勝利は最高です。ヴォルターズの歴史的瞬間を生で観れたのも財産となりました。

今週末は、「佐賀のハーデン」ことガルシアと「ウィタカのドッペルゲンガー」こと駒水率いる佐賀バルーナーズ戦です。
またピークとガルシアの超次元決闘が観れるのは楽しみ。

きちんと連勝してもらって、開幕以来の3連勝で最高の週末を迎えたい、ポールなのでした。

ではまた次の記事でお会いしましょう。

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