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鹿児島弁×ガンダム 第1話「ガンダム大地に立つ」

*日本語訳は下に載っています。

第1話「ガンダム大地に立つ」


アムロ:「こ、こいが、ジオンのザクな!?」

連邦士官A:「こんわろっ、民間人のしな退避カプセルせぇいっちょらんか!」

アムロ:「技術士官んテム・レイをば探しちょいもす、どけおいもんそかい?」

連邦士官A:「船せぇおらんな?うなーっ、降ろせんかっち!」

アムロ:「…危ねがっ!…。け、け死んじょらいよ!な!?極秘資料っち…?…こ、こんた、連邦軍んモビルスーツじゃが…コンピューター管理で操縦をばしがならいよ。教育型タイプコンピューターっち。わっぜぇか、親父どんが熱中するはずじゃらい…」

フラウ:「アムロ!」

アムロ:「な。」

フラウ:「アムロ、ないしちょっとよ?」

アムロ:「なっ!」

アムロの父テム:「奥んリフトがちこがなっはずじゃが!」

アムロ:「フラウ・ボゥな港せぇあがらんな!」

フラウ:「アムロっち!」

アムロ:「父ちゃんっち!」

テム:「第三リフトがあっどがよ!」

連邦兵A:「リフトな避難民のしで…」

アムロ:「父ちゃん!」

テム:「避難民のしよいガンダムが先じゃがっち。ホワイトベースせぇ上げっせぇ戦闘準備をばさせんや!」

連邦兵A:「わかいもした!」

アムロ:「父ちゃん!」

テム:「な?アムロ!避難せんとやっち?」

アムロ:「父ちゃんな人間よっかモビルスーツん方が大切ごわんか?」

テム:「早よ出さんやっち!」

アムロ:「父ちゃんっち!」

テム:「早よホワイトベースせぇ逃げ込まんな!」

アムロ:「ホワイトベースっちな?」

テム:「入港しっちょ軍艦じゃが。ないしちょっとよ?」

連邦兵A:「エ、エンジンがかかいもはん…」

テム:「ホワイトベースせぇいかんか。牽引車をば探して来っで!」

アムロ:「父ちゃん!…!?こいが連邦軍の秘密兵器じゃっとな?うなっ!」

フラウ:「アムロ、早せんや!大丈夫な?アムロ、うなーっ!」

アムロ:「フラウ・ボゥ!…フラウ!フラウ・ボゥ!」

フラウ:「あいたっ…」

アムロ:「フラウ・ボゥ、はしとせんかっ!」

フラウ:「…ア、アムロっち…」

アムロ:「立っがなっけ?」

フラウ:「うん……か、母ちゃん?じいちゃん?あ、あ、母ちゃんち、母ちゃん、母ちゃんっち…」

アムロ:「フラウ、おはんまでやらるっが、はよ逃げんこてフラウ… 」

フラウ:「んにゃべ…」

アムロ:「はしとせんか、おはんなわっぜぇかおごじょじゃらいよ!」

フラウ:「ううっ…」

アムロ:「港ずい走らんか。走いがなっどがよ?フラウ・ボゥ?おいもいっき行っで。行かんな!走らんか、フラウ・ボゥ!…走らんか、フラウ!じゃっど。フラウ・ボゥ、そ、そいじゃが…」


アムロ:「こんわろ、動かいよ…ひとっこっじゃ…こいけ?わっぜぇか、五倍以上んエネルギーゲインがあらいよ…あっこてみっで!こひこけ?…こいじゃが…間におうとけ?左と、右け…なっ、た、立っくいやん!そ,そけおらいよ!…ぶ、武器な?…うなあああっ…」

ジーン:「デ、デニム曹長、て、敵んモビルスーツが動き出しもした! 」

デニム:「な、何ち?ずるっ部品ばかいじゃち思っちょったどん… 」

ジーン:「んにゃ…まだよくあっこえんようです。くらわします!」

アムロ:「来たがっち!」

ジーン:「な、何ちモビルスーツじゃっとよ…ライフルをばまったく受け付けもはんが!」

アムロ:「見ちょけよ、ザクが!うな」

デニム:「おいたんな偵察が任務じゃったっど、もどらんなジーン!」

ジーン:「ないをば言っちょいやっとごわんか!ここでくらわさんな敵がごいごい、うなっ…」

デニム:「なっ!?立ったが!」

アムロ:「クッ、た、立っくいやんせ。…立たんな!こいけ…チェストっ!」

アムロ:「あいたっ、弾が切れたがっち…」

ジーン:「くらわすっど,うな。どひこ装甲がぐわしっちしちょってん!」

アムロ:「き、来たが。う、うな…」

ジーン:「なっ、びびっちょいが、こんモビルスーツ!うなっ!うなっ…うなっ、あいたっ!」 

デニム:「…あいが連邦軍んモビルスーツん威力じゃっとな!?」

アムロ:「わ、わっぜぇか…なっ!逃がすもんな。ぶ、武器ななかとけ!?武器な!? こいけ!?」

デニム:「ジーン、スレンダーが待っちょいとこいまでジャンプがしがなっけ?」

ジーン「補助カメラが使えもんで、見えますが。ジャンプしもんで…」

アムロ:「逃がすもんや!」

ジーン:「うなぁーっ!」

アムロ:「チェストぉぉぉ!うなっ…モ、モビルスーツんエンジンをばくらわしたぎぃなサイド7もちんがらじゃが…ど、どげんすればよかとけ?」

デニム:「んにゃ、よくもジーンを!」

アムロ:「ど、どげんすっけ?コクピットばっかい狙いがなっとけ!?今度ザクをば爆発させたぎぃな、サイド7ん空気がなねごひんなっが…うなっ…」



おはんな、生き延びいこっでくっけな?


日本語訳




アムロ:「こ、これが、ジオンのザクか!?」

連邦士官A:「貴様、民間人は退避カプセルに入ってろ!」

アムロ:「技術士官のテム・レイを探してるんです、どこにいるんですか?」

連邦士官A:「船じゃないのか?おーい、降ろせ!」



アムロ:「…危ない!…。し、死んだ!あ!?極秘資料…?…こ、これは、連邦軍のモビルスーツ…コンピューター管理で操縦ができる。教育型タイプコンピューター。すごい、親父が熱中する訳だ…」

フラウ:「アムロ!」

アムロ:「ああ。」

フラウ:「アムロ、何をしてるの?」

アムロ:「あっ!」

アムロの父テム:「奥のリフトが使えるはずだ!」

アムロ:「フラウ・ボゥは港に上がれ!」

フラウ:「アムロ!」

アムロ:「父さん!」

テム:「第三リフトがあるだろう!」

連邦兵A:「リフトは避難民で…」

アムロ:「父さん!」

テム:「避難民よりガンダムが先だ。ホワイトベースに上げて戦闘準備させるんだ!」

連邦兵A:「はっ!」

アムロ:「父さん!」

テム:「ん?アムロ!避難しないのか?」



アムロ:「父さんは,人間よりモビルスーツの方が大切なんですか?」

テム:「早く出せ!」

アムロ:「父さん!」

テム:「早くホワイトベースへ逃げ込むんだ!」

アムロ:「ホワイトベース?」

テム:「入港している軍艦だ。何をしている?」

連邦兵A:「エ、エンジンがかかりません…」

テム:「ホワイトベースへ行くんだ。牽引車を探して来る!」

アムロ:「父さん!…!?これが連邦軍の秘密兵器なのか?うわっ!」

フラウ:「アムロ、早く!大丈夫?アムロ、きゃあーっ!」



アムロ:「フラウ・ボゥ!…フラウ!フラウ・ボゥ!」

フラウ:「うっ…」

アムロ:「フラウ・ボゥ、しっかりするんだ!」

フラウ:「…ア、アムロ…」

アムロ:「立てるか?」

フラウ:「うん……か、母さん?おじいちゃん?あ、あ、母さん、母さん、母さん…」

アムロ:「フラウ、君までやられる、逃げるんだフラウ… 」

フラウ:「嫌よ…」

アムロ:「しっかりしろ、君は強い女の子じゃないか!」

フラウ:「ううっ…」

アムロ:「港まで走るんだ。走れるな?フラウ・ボゥ?僕もすぐ行く。行くんだ!走れ、フラウ・ボゥ!…走れ、フラウ!そうだ。フラウ・ボゥ、い、いいぞ…」





アムロ:「こいつ、動くぞ…同じだ…こいつか?すごい、五倍以上のエネルギーゲインがある…やってみるさ!これだけか?…こいつだ…間に合うか?左と、右か…うっ、た、立ちあがって!し、正面だ!…ぶ、武器は?…あああっ…」

ジーン:「デ、デニム曹長、て、敵のモビルスーツが動き出しました! 」

デニム:「な、何?みんな部品ばかりだと思っていたが… 」

ジーン:「いや…まだよく動けんようです。やります!」



アムロ:「来たっ!」

ジーン:「な、何てモビルスーツだ…ライフルをまったく受け付けません!」

アムロ:「見てろよ、ザクめ!」

デニム:「我々は偵察が任務なんだぞ、退くんだジーン!」

ジーン:「なに言ってるんです!ここで倒さなければ敵がますます、うっ…」

デニム:「おおっ!?立った!」

アムロ:「クッ、た、立ってくれ。…立てよ!これか…クッ!」



アムロ:「あっ、弾が切れた…」

ジーン:「やってやる。いくら装甲が厚くたって!」

アムロ:「き、来た。う、ああ…」

ジーン:「へっ、怯えていやがるぜ、このモビルスーツ!おおっ!ああっ…おおっ、ああっ!」 



デニム:「…あれが連邦軍のモビルスーツの威力なのか!?」

アムロ:「す、凄い…あっ!逃がすものか。ぶ、武器はないのか!?武器は!? これか!?」



デニム:「ジーン、スレンダーが待っている所までジャンプできるか?」

ジーン「補助カメラが使えますから、見えます。ジャンプします…」

アムロ:「逃がすものか!」

ジーン:「うわあーっ!」



アムロ:「あーっ!うあっ…モ、モビルスーツのエンジンをやればサイド7もやられちゃうかもしれない…ど、どうすればいいんだ?」

デニム:「ええい、よくもジーンを!」

アムロ:「ど、どうする?コクピットだけを狙えるのか!?今度ザクを爆発させたら、サイド7の空気がなくなっちゃう…うっ…」



君は、生き延びることができるか?

日本サンライズ©︎

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