営業会社の社長になろう/実戦マニュアル〝補足〟

Twitterのビジネスクラスタでは「なまむぎ(@volt_a)」と申します。
経営コンサルタント歴が2020年で17年目になります(2019年10月現在)
この17年間で、法人設立20社以上に携わりました。
新規事業の立ち上げ数で言ったら40事業以上(記録出来ないものも合わせたら74以上)です。

一つ前の投稿『営業会社の社長になろう/実戦マニュアル』は BtoB営業の経験者向けでした。

> ちなみに私は、元々が対人恐怖症のコミュ力皆無者なので訓練から入りましたが、今回はあくまでも経験者という設定なので割愛。

今回は、私の体験談を補足で追記します。

本当は、起業する理由や原因の一つの、

24歳の頃、彼女と同棲始めようとしたら、彼女の元彼女(親がお金持ち)が現れて「3人で住もうよ」ということで家賃30万円弱のだだっ広い高級マンションに3人で住んでたら元彼女の今彼女も現れて4人生活になって、ひと月も過ぎた頃に彼女と元彼女が私の通帳と印鑑を持ち出して駆け落ちしてフィリピンに消えて、残った私と本名も知らない今彼女と住んでたら「2人じゃ寂しいから」ってバイト仲間女子や家出女子を連れて来まくって最終的に最大14人生活になってたらフィリピンから「バー始めてたんだけど潰れたので借金増えたから送金して助けて」ってメールが来て、同時に高級マンションの元彼女が払ってた前払い分も尽き欠けて全員でアルバイトを始めて凌いでたらアルバイト先の社長が裏事業やって儲けた資金の脱税で捕まって(リヒテンシュタインに投資して失敗した体で税金逃れ)国税局の方々が大勢いてバイト先を追い出されて途方に暮れていたら後に師匠となる全身アルマーニのパンチパーマが表れて現金2000万円を目の前に置かれて「表事業を委託で引き受けることになった、ついてくるか?」ってスカウトされて……

ってお話をしようかと思いましたが、長いし面白くもないので別の機会に。

切っ掛けは、営業会社さんからの『業務改善』の依頼でした。

それまでの私は、
「営業なんて、俺みたいなコミュ力皆無者には不可能だ!」
「物理的に体力使うごりごりの体育会系でしょ? もう古いね!」
「時代はウェブマーケティングだ! 華麗に右手一本で何でも売ってみせる!」
とか思っていました。

呼ばれて訪問してみると、
「家やマンションは、アフィリエイトでは売れない……」
と気づき。

そこは、某ホームメーカーで部長さんだった人が独立起業した営業会社で、問題の個所はバックオフィスの機能不全だったので華麗に改善出来ましたが、もしも販売促進の依頼だったら……デジタルマーケティングでは太刀打ち出来ない分野があることに気づきました。

デジタルマーケティングの魅力は、仕組みを一度創り上げれば自動的に毎日10万円とかをコンスタントに売り上げ続けてくれるところですが、営業ならばその2~3ヶ月の準備期間の収支を埋められると知り、営業を極めようと、覚悟を決めました。

近しい周りは言いました。

「お前……明確に世界から嫌われる気か? というか嫌われていることを確認していくのか?」
「私たちには無理ですよ……日陰者らしくマウスとキーボードで頑張りましょうよ……」
「知ってるか? 普通の女子って、いくら可愛いと感じても初対面で抱き着いちゃいけないんだぞ?」

数か月でも営業経験のある者がマウントを取れる世界から『営業会社の社長さん』や『現役の営業マン』に経営コンサルタントとして『営業を教える』立場になる。

訓練の日々が始まったのです。

さて、本題に入りますが(やっと)

BtoBより過酷な、BtoCの営業会社に、普通に面接から入社しました。

最初は、これだけです。

詳細を言うと、ブラックで人材の入れ替えが多そうで、数年以内にIPO(上場)を目指すと公言する営業会社を探しました。
上場を狙っているならばIPOプロジェクトチームを編成しているはずで、そこになら経営コンサルタントの経験が高めに売り込めます。

コンサルテーションも行うから、プレイヤーだけでなくクローザーの場にもOJTとして参加させて欲しいと交渉。
実務について行ってトップ営業マンらの手法を情報として取り込み、研究して、演技で再現しました。
これを理論化して、人材育成マニュアル化し。
新人さんに育成を施して、成果を上げ。
毎週退職者が出ていた状況を緩和させて、勝手にコンサルテーションモデルを一つ作ってみました。

正直、一部にしか理解が得られないので、地獄の日々です。
他者に敬意もないし、将来設計どころか目的もない人が多い場でした。
出た積りはなくとも、明確に打たれ叩かれます。
でも目的はずっと先にあるので、なんとか耐えられました。

体験すべき物事はなくなったので、この営業会社とは代理店の提携契約を交わして、退社。

営業系の人脈も広がっていたので、次は人脈経由でBtoBの会社に低額報酬の顧問で参加し、同じ経路を辿った後に退社。
この間で9ヶ月はかかっています。


最後に、後に営業の師匠となる人物の独立&起業に従事して、小規模から一部上場企業の営業講師も数回経験しました。

そんな中で「起業したい」というトップ営業マンが2名いました。
毎年、税金を300万円以上払っている正社員さんだったので、声掛けして税金対策を教えて、新規に2社を設立して代表になってもらいました。
そこで様々な課題と解決の経験値を積み、今に至ります。

一部上場の商社では1年間ほどかけて開拓やアライアンスなど商流の確立も覚え、
人材系の会社では、ひと月ほどでゼロから営業部も立ち上げました。

結論としては、
絶対に負けない、最強の武器である一つのジャンルの経験値を背骨に。
まず環境に飛び込んで、高ストレスの中で、数名のトップ営業マンたちの手法を習得し。
これでもかってくらいに、取り扱う商品について知り尽くして不安要素を減らし。
まとめた理論や手法が馴染むまで回数を繰り返して。
他者に教える。
これだけです。

言ってしまえば普通のことですね。

注意事項は、独自の期限を決めること。
いつまでに習得しなければならない、とか。
あと何日だけ耐えればこの状況から逃げられる、とか。

これも普通で当たり前なこと。

弱点である『営業』を、多少なりとも極めないと、近い段階で必ず社会に通用しなくなる。
通用しなくなったら『経営コンサルタント』を名乗れないし、そうなったら餓死すると脅迫概念レベルで感じていました。

ある意味、弱点克服マニアかもしれません。
(新規事業の界隈って、こういう人多いですよね? 私だけじゃないはず……はず)

電話が苦手、お店や会社さんの扉が開けられない、等々。
対人が苦手な人の層は、かなり分厚いということを知っています。
営業出来ないと、見下されがちだし。

それでも、逃げられないとなったら、行くしかないと諦めて覚悟したならば。
勝負の前にご一報下さいな。
元対人恐怖症で、現コミュ力皆無者な陰キャの私が、少しだけサポートしてみますから。

※余談1
アナログ(営業)とデジタル(ウェブマーケ)についてのまとめとして。
アナログ6:デジタル4
の割合が、事業の寿命の長さとしては最強かなと。
どちらかに9や10だと、歪んでしまった場合に、後の修理改善が恐ろしく困難です。
どちらもそれなりに知った身としては、リスクはデジタル側の方が多く、大きく、追いかける速度も必須です(3ヶ月で事情変わるし)
圧倒的に歴史の長いアナログ側ベースの方が、やり様や手段が豊富です。

※余談2
知人が、2クリックで、BMWを買ってました(実物も視ずに)
そういう意味では、デジタルもまだまだ未熟ではあるものの、可能性は全然残っていますね。

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