見出し画像

キャラクターの名前について

今日は、本日は昨晩台本の追い込みで気づいたら深夜だったため、日中ほぼろくに仕事にならなかったますだです。

本日も、今キャスト陣営達が受けているタロット講座の講義がありました、
いよいよ講座も前半終了、後半に突入してまいります。また、ボイス収録およびキャラデラフについてもみなさんにお伝えし、
いよいよ見える形で制作が高まってきております。
裏方では、サービスの仕組みや決済手段など目に見えない部分をちくちくと作っている最中です。

モチーフカードからの命名

キャラクター制作についてですが、
キャラクターに魂を吹き込む瞬間は色々あると思うますが「名付け」も、大事な要素だと思っています。
今回キャラクター達の名前ですが、彼らのストーリーで乗り越えて欲しいモチーフカードから全て命名されています。
捻りすぎると西尾維新みたいになるので、今回は「発音(声に出して心地いい、馴染みがある、あまりにも読み方が分からない名前にはしない)」と、字面的な華やかさを中心に命名しています。

命名には「意味」が必要

人の子の場合もそうですが、意味を伴わない名付けはないのではないかと思っています。
リアルな名でもそうですが日本の命名のルールは
・常用漢字内で付けること
・ただし、名前については通常通りの読み方でなくてもよい。
というちょっと不思議なルールがあります。
昨今はこのルールから読み方が特殊な名前が多いことも話題によく上がりますが、
これが漢字の持つ一種の不思議さなのだと思います。

大きく分けて音読み訓読みがある上で、そもそも漢字一文字にも意味がかけられています。
なので同じ発音の名前に収めるにも、どの感じを用いるのか、という点で印象がだいぶ変わったりもします。
そのため、キャラクターの名前を一旦決めて、シナリオを書いていく中で「こいつの漢字(もしくは音)は、こっちじゃないな」と思い、漢字から名前を微調整したりすることもあったりします。
昨今は、どストレートなお名前がリアルな世界でも少なくなっているため、昔に比べると少し捻った名付けが多いように思えます。キャラクターの命名も、時代自体の世相が反映されます。
私個人的には昭和初期の時代あたりの、「◯枝」と付く女性の名前の爽やかな艶っぽさに憧れがあったり、「◯久」という音と漢が好きだったりして、そういう好みは作品に混ぜ込まれたりされる事があったりします。

イメージが強くつく命名は避ける

あと、ゲームなど完全にフィクションの場合は「同姓同名はいないように」というのは検索できる範囲で避けます。
今回は登場人物に悪者や死亡者がいない平和なコンテンツなのでセンシティブさは低いですが、それでも丸かぶりは純文学とは異なり、名前にイメージが強くつくコンテンツものは、昨今は文化的に避けがちです。

漢字は文化の背景や漢字の意味などを類推する事が出来るので、比較的付けやすいのですが、
カタカナの名前は文化的背景までの情報が十分に入ってるわけではないので、名付けるのに難航します。
ファンタジーの名前なら作りようがあるのですが、歴史物とかだと、それっぽくよくある名前で付けたくとも、それぞれルーツが異なるため、
日本で言う「それ沖縄の人に多い苗字よね?」という名前を超普通の東北出身の子に付ける、みたいなミスマッチが起こるのですが、そこまではなかなか分からない。
そのため、フィクションではやはり人命を付けるというよりは、単語の意味から創作して作る名前の方が多いように思えます。
今回一番名前を決めかねたのは、唯一のカタカナ名を付けたマスコットキャラかもしれません。

今回は案出ししたものが案外すんなりハマったため、わりとカチッと決まりました。
関係者内でもフルネーム呼びではなく大体略称などで呼びますが、1名だけ自然と苗字呼びになってしまうのも、なんだかキャラ性が出てて面白いです。

みなさんにたくさん呼んでいただける名前になりましたら幸いです。

#運命ボイス #キャラクター命名 #キャラ性

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?