見出し画像

自分では分からない、デバック作業

こんにちは、ますだです。
デバック、したことありますか?

デバッグ(debug)とは、プログラム内の誤り(バグ, bug)を見つけて意図した通りの動作に修正するする作業のことです。debugは、虫を意味するバグ(bug)に接頭辞 deをつけ、除虫するという意味から、実際に機械の中に小さい虫が入り込み、それが原因でコンピュータが故障したという事例があります。

虫をとることから、不具合を直しこれが転じプログラムの不具合をバグと呼び、バグを直すことをデバッグと呼ぶようになりました。

本当に虫を捕り除く作業が由来だった「デバック」ですが、
「予期せぬ動きを修正する作業」という意味では、
システムに限らず、ゲームでもウェブサービスでも、おそらく店内のオペレーションや人の導線など、人が行動を起こすときに「予期せぬ動きをしないように、動かす」意味でも使われるように感じます。
※上記の意味ではライフハックも近い気がしますが、ライフじゃないので何が正しいんだろう、人ハック??

ゼロ知識の人が「直観的に使えるか」という観点でのデバック

ゲームだと、後半3か月程はデバッカーという専門家が、色んな動きをしてシステムの動作チェックをし、デバックとクオリティアップとの闘いになりますが、
本サービスについてはそんなに複雑なサービスではないので、
ちょろっちょろ実装してはチェック、実装してはチェック、を繰り返しておりました。

しかし、やはり
「既にどういう挙動になるか知ってる人」と、
「ゼロ知識で触る人」では、
全然行動が違います。
いかに無の心で触っても、無意識的に意図しない動作はしないし、
分かりづらさも先を知ってるが故に気付けない、
そんな落とし穴がたくさんあります。

そのため、やはりシステムを組む人は大枠動作が仕上がったタイミングで、
ノー知識の人に触ってもらうのが絶対必要だなと思っています。
今回は主にシナリオ班のスタッフKさんが
我がオフィスに来るついでに触ってもらい、挙動確認しました。

スタッフKさんがいらっしゃる時には、
私は毎回なにか美味しいものを作ってご用意しています。
何故なら、昼もだいぶ過ぎに来る度お菓子やおやつを取り出しながら
「今日、これ一食目なんだ…」
と言われます。
誰かこの人の不摂生を止めてあげてください。

さて、
やはり実際触ってもらうと、全然違います。
遷移もさることながら
「アクションの待ち時間(ボタンを触って次のボタンをまた触るまでの時間)」も
全然違います。


世の中の大半の方は「説明書をほぼ読まない」のです。
そのため、いくらテキストで細かいことを書いても、
悲しくなるぐらい読まれません。
書いてある説明は、恐らく「免責」的な、
「ここにちゃんと書いてあります」と、一応企業は配慮したよ宣言、に近いのだと思います。

家庭用ゲームハードがWii/3DSに変わったあたりから、
ニンテンドーは基本「説明書の同封廃止」を行いました。

生産や原価、スケジュールや手間など色んな理由もあるかもしれませんが、
ニンテンドーからは「説明書がなくても遊べるゲームにしてください」という発信だった、
…様な気がします。記憶が曖昧です。

それぐらい「直感的である」事は本当に重要なのです。
その後、時代は家庭用からスマホゲームになりそもそも説明書の付ける場所がない体験に置き換わっていきました。
今は「チュートリアル」的な説明が入るものが一般的だとは思いますが、
チュートリアルの時点で離脱してしまう人も少なくないため
”いかに、大多数が何も読まずに直感的に理解し操作できる動作、及び、気持ちの良いチュートリアルを作るか”という事はおざなりに出来ないことだと思います。

この考え方をお願いなので行政は持って欲しいと強く思っています。本当に、心の底からね!!!

第一弾のチュートリアルを経て、
色々と細かな課題点が浮かび上がってきたので、
細々と手直しします。

#運命ボイス #デバック作業


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?