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収録を行う。その1

こんばんは、ますだです。

本日は、いよいよ迎えた収録日でした。
こちらもドキドキです。ボイスはやはり一度OK出したら撮り直しがむちゃくちゃ大変なので、
収録現場は一発撮り的な緊張感が漂います。
制作現場は積み上げで作るので、こういう本番勝負のようなライブや演劇的な仕上げ方とは逆なのです。
そのため、収録は何回やっても慣れません。

みなさんは本番強い方ですか?
私は激強です、本番で奇跡を起こす系の本番だけ強強な人間です。
それはまぐれ的な、鍛冶場の馬鹿力的なスキルの出し方なので再現性がないので本当ダメです。
そのためライブと制作の両側面を持つ収録、が出来る演者さんという存在は本当にすごいなと思います。

一発勝負の緊張感と正しいイントネーションとは?

収録の際には、無音の収録ブースに入り、我々はエンジニア側のスペースで今撮られた音を聞きながら、OK、NGの判断を出していきます。
収録操作をするエンジニアさん、演者に指示出しをする音監さん、そして全ての判断にGOを出すプロデューサー及び監督、とキャスト以外に主に3役で収録は進んでいきます。

今回は音監を自分が兼ね、収録が始まりました。

ブースは基本音が漏れないようになっているので、
ブース内のキャスト達へは専用のマイクで指示出しをします。
しかも、裏で相談している内容が聞こえないようにマイクでオンオフしながらお話しするマイクです。

エンジニアさんが機材セットして、収録を始めたら
「キュー出し」という、はじめていいよ、の合図を出し(手元スイッチで押して合図を出す)
それを見て、キャストさんが喋り始めてそれを聞いて判断する

というのを次々やっていきます。

この時に「イントネーション違うな」とか「ここはもっと元気に!」などフィードバックを戻しながら進めていくのですが、
しばし
「今の演技はどっちにする?」や「イントネーションって正しいの何??」など、
色々迷う時があります。
こちらの打ち合わせ中の音声は基本ブース側には聞こえていないので、
しばらく待たせてしまうとキャストさんを不安にさせてしまいます。

そのため、収録での判断は迅速且つ確実さが求められます。

私は幼少期北は北海道、南は鹿児島まで転勤族で暮らしてたので、正直イントネーションの細かい違いや正しさが分かりません…
NHKの基準で正しくは、というのを引いたりしますがキャラ性や話し言葉のイントネーションなどで判断が別れたりします。
あとは造語、たとえば今回のキャラクター名などは完全に造語なので
「ただしい発音」は、特にありません。
そのため、みんなで「どれが正しいんだ?」というのを議論しながら正解を作っていきます。

現場の雰囲気は大変良く、みなさんの無茶苦茶良い芝居をバッチリ抑えてるので、楽しみにしていてください。
本当、収録はキャラクターに魂が吹き込まれる瞬間だなぁと思っています。

また、今回は「ラジオ」という形で
短足フリートークも収録しています。
そこがまた超魅力的なでした………

次は後半の収録になりますが、こちらもとても楽しみです…!

#運命ボイス #一発勝負 #イントネーション

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