これ以上ないくらい大好きだった。
貴方に出会えて幸せだった。
私達の選択が正しいと祈って。

以前、noteに書いた宣誓の続きを記します。
よければこちらの記事も読んで頂けたら嬉しいです。

卒業式に想いを伝えると宣誓し、迎えた当日。
貴方と話せたのは少しだけ。
上に載せたnoteと一言一句同じことを言えたかと
聞かれれば頷くことはできない。
勇気が足りなかった。

2年間とても楽しかったこと、とても幸せだったこと、
今が充分幸せで、
これからも隣にいたいと思ってること。
それだけは伝えれたと思う。

貴方からは、
2年間の感謝とこれからも変わらず隣でよろしくって
話してくれた。

卒業式の後はお互い別々の友人達と思い出に浸ってた。
終電間際に貴方から電話で''合流しようよ''と。
友情ソングをカラオケで熱唱して涙流して。
いつまでも忘れない思い出になった。

それから日は経ち、新生活が始まった。
といってもお互い編入でおんなじ大学であと2年。
卒業式の日に想いを全て伝えられなかったことと、
ある共通の友人に対する態度の変化を見つけてしまい、
モヤモヤすることが多くなっていた。
家に泊まりに来ていた時に
あの時出せなかった勇気をだして聞いてみた。

本当は名前で呼んでいるが、ここでは貴方なので
貴方呼びで。

貴方はあの子のことが好きなん？

時が止まったように感じた。

好きって言うたらどうするん

そんな遠回しに好きだと言っている答えを
聞きたかった訳じゃない。
言葉にはしなかったが、
''そんな訳ないやん''と答えてほしかった。

そうやな、今の関係は終わるんじゃない？
友達として過ごすやろな。

好きやったら嫌なん

複雑やな。あの子への気持ちを応援できるかって言われたら素直にできるとは言えへんな。
　好きなんやろ？

やっぱ答えなあかん？

うん、言うた方が楽になるんじゃない？

　そうやな、好きやな。

聞いた瞬間、苦しさが込み上げてくるのがわかった。
ああ、貴方は今、恋をしている。
とっくに止めることができないところまで来てたのか。

そっか。やっぱりそうやったんやな

そんなにわかりやすかったん？

私は貴方が好きやからわかったで
みんなは気づいてないと思うけどな

そっか

うん、うまくいかへんことを心の底から願ってる。
応援してるで、うまくいかんでほしいけどな

ありがとう、願ってて。
俺らは近すぎたねん。

おんなじこと思ってた。
貴方と付き合うのはお互いに辛くなることが多いからな

俺らは付き合わへんって選択肢を選んだだけ。
これからも友達としてずっと一緒におれるから。

友達やったら一生つきあえるな。

すっと消えていく感情があった。
ああ、これが失恋か。
こんなに好きだったのか。喪失感が襲ってきた。

だからと言って、
これまでの関係が変わるわけではない。
これまで通りの友達として
これまでとは違う友達として
私達は友達のまま。

ベットの横にあるベランダの窓を開けて
春の風を感じながら2人で話したこの会話は、
生涯忘れることはないだろう。

うまくいかんでな

俺はどこまでいっても追いかけられると好きにはなれん

最後にお互い笑いながら話したこの言葉を心にしまう。
私はもう貴方を追いかけないよ。
貴方が私を追いかけてくれる日なんてないが、
形勢逆転、大逆転劇を貴方に教えてあげたい。
だからもう追いかけない。
追いかけられるように追い越すよ。

いままでありがとう
これからもよろしくね