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ネット将棋団体戦みつぼし杯を終えて

はじめに


ネット将棋団体戦、みつぼし杯を開催しました。その結果報告とお礼、そしてお気持ちnoteです。やはり特徴的だったのは3人1組でチームを組んでアリーナ形式の大会だったということでしょう。大会の模様はyoutubeで中継を行い、解説には日本将棋連盟上村亘五段にお越しいただきました。まあ・・・ド緊張した!!

 大会は参加者43チーム、129人の大盛況となり、大会中継もたくさんの方にご覧いただきました。ようやったでほんまに・・・これはいろんな方に助けていただいたおかげで達成できたことで、本当に胸がいっぱいです。
本記事では、そんなみつぼし杯について個人的な振り返りをしようという記事です。運営チームの打ち上げ配信も終わったし、賞品の送付もほとんど終えたしね!だらだらとまとまりのない記事になる見込みなので、まあお気楽に読んでいただければと思います。あとチャンネル登録やらTwitterのフォロー、よろしくな!

参考リンク
企画説明
https://twitter.com/Vpomeshogi/status/1660246249868775425?s=20

大会中継の様子
https://www.youtube.com/watch?v=_JvXEVia4QQ

運営チームの打ち上げ配信
https://www.youtube.com/live/UNFktBgYKZA?feature=share

僕のツイッター、youtube
https://twitter.com/Vpomeshogi
https://youtube.com/@pomeshogi

願い


将棋大会を企画するのは今回が初めてではなく、今までも100人以上の方に参加してもらったような大会をしたことはありました。将棋大会を開く時、気を付けていることはただ闇雲に強い人を決めるような大会は、自分の役割じゃないと自覚することです。もちろんそういった大会も意義深いものですが、「まあそういうことは俺じゃなくていいな」といつも思います。

 これは個人的な考えが理由で、ただ強さを追い求めるのならプロ棋士の棋戦を観戦すればいいんじゃないか。あるいは地域の大会に参加したりすればいいんじゃないか。というようなひねくれ気味の感情があるからです。

 では何を目標にするのか?これは自分の中でも結論が出ませんが、「充実した時間を過ごす」とか「今日は楽しかったな」と思えるだとか、そういうぼんやりお気持ち止まりなのが正直なところです。今回の大会ではそういった目標への回答案として「将棋仲間とチームを組んで、がちゃがちゃした大会に参加して、しかもプロが解説してくれたりしたらめっちゃたのしいんじゃね?」説をブチ上げ、「友達とチーム組んで将棋大会出てくれよ~、リアルのデカい団体戦なんて都会行かないと出れないんだし、ネットで出来れば丁度いいじゃんかよ~」とお願いしたような次第です。つまりは「強いチームを決めよう!」という意図はなく、「将棋仲間とわちゃわちゃ遊ぼうぜ、ついでに俺のyoutubeのチャンネル登録よろしくな」という願いを込めてルール設定および大会開催をしたというのが僕のお気持ち。

結果


 上記でもちらっと触れましたが、結果沢山の方に出場してもらい、それ以上の方々にご観戦いただきました。大満足です。

 大会そのものの結果としては、本大会の目立つルール「チームメンバーは合計七段程度とし、過不足に応じて勝ち点に補正をかけた値の順位を最終結果とする」というルールが大きく、級位者のみで構成されたチームが優勝しました。将棋ウォーズでいうと五段以上ある人がわんさか出る大会で級位者チームが優勝・・・補正値の倍率が極端ではないかという指摘もあり、その通りだと思うのですが、それにしても素敵な結果ではないでしょうか。個人的にはベストなハッピーエンドだと思います。

 その理由としては、アマチュア将棋指しの必然というか、宿命というか、結局アマチュア将棋指しは最後には負けるじゃないかという諦観のようなものが自分自身にあるからです。

 いっぱい負けて初段になったと思ったら地域のB級大会で負け、やっとの思いでB級を優勝できても、県代表を決めるA級大会では予選落ち。県代表になれるような人でもプロ棋士にも匹敵するようなアマチュア強豪には苦戦必至、そこを突破しプロ棋戦に出るような人でさえ、そこで優勝するようなことはほとんど不可能です。

 もちろんアマチュア将棋指しは日頃学業や仕事に追われ、それぞれの立場で何かを成そうとしていることでしょう。あるいはそれは仕事での成果であったり、家庭の平和であったり、将来に繋がる日々の勉強であったりといったことです。

 ですが将棋盤は残酷なほどリアルで、個人の背景などは一切排除され、勝ちと負け、そして我々には最後には負けが残ります。(なんならこれはプロ棋士でさえ、時代を勝ち取ったような人でも最後には至る場所です。)

 そのような酷な将棋というゲーム、趣味において、自分が開くような大会の範囲だけではありますが、単純な実力ゲームによる勝ち負け以外の結果が得られた本大会はハッピーエンドだったと俺は確信してるぜ。って訳です。

 大会そのものの話はこんなもんとして、以下では助けてくれた人達のお話を書こうかと思います。

宮倉


 今回の大会運営を助けてくれた功労者。僕の放り投げるお願いを「はいよ」とスマートにこなし、大会当日はバタバタしまくる裏側をブン回してくれました。普段は可愛げのあるいいやつです。僕と違って気取らないし、素直な言葉、姿勢が魅力的です。酒は程々にな、また何かしようぜ。

Twitter:
https://twitter.com/Miyakura_Kyo

youtube
https://youtube.com/@Miyakura

上村先生


 どこの馬の骨ともわからぬ奇妙な将棋Vtuberの大会に来て解説してくれた素敵な上村亘五段。俺達後手横歩党の希望。個人的にプロの先生としっかりお話したりするのは初めての経験で緊張しまくりでしたが、わかりやすい解説と素敵なお話いっぱいしてもらいました。大会までの打合せや大会後のお礼など、やり取りしていて楽しくなる先生です。大会終了後に「お互い頑張りましょうね」とお声掛けいただいたのが心に残ってます。先生自分も頑張りますので、応援してます。勝ちまくっちゃってください。

助けてくれた人


その他にも助けてくれた人をご紹介、勝手に名前出しちゃおっかな。嫌だったら言ってね
・杉並委員長
実は大会前日までlishogiの仕様上10チームまでの団体戦しか開催できないとう状況だったみつぼし杯、その窮地を救ってくれた人。頭が上がる日が来るのだろうか、いいやこない。
Twitter:https://twitter.com/ch_suginami
Youtube:https://youtube.com/@ch_suginami

・TwitterのDMでlishogiのこと教えてくれた人
なんとなく名前が出るのは嫌がりそうかなと思い、こんな表記。一部あった勘違いで申し訳なさそうにしてたけど、助けてくれてありがとうと思ってるよ。ありがと

・将棋ニコ生主のペプシさん
みつぼし杯にはニコ生チームから5チーム参加してもらいましたがその段取りをしていただきました。爽やかな笑い方が印象的なナイスガイ、将棋ニコ生引退勢の自分にも優しくしてくれる素敵な人。そのうちに恩返しさせてください。
Twitter:
https://twitter.com/pepsi_mark2
ニコニコ:
https://www.nicovideo.jp/user/20590335/live_programs?ref=watch_user_information

・アクシスさん
「ポメヒさん、みつぼし杯応援させてください」と多くを語らずそっと賞品提供をしてくださった神。なにが起こったか最初よくわからなかったです。ありがたく頂戴させていただくことにしました。足を向けて寝れない。
Twitter:https://twitter.com/axispanda
Youtube:https://youtube.com/@user-wj9lh9pw7v

その他たくさんの人にアドバイスもらったり、手伝ったりしてもらいました。本当にお世話になりました。多分またお世話になります、してください。

これから


「第二回楽しみにしてます!」「次回も出たいです!」「おいポメヒ!次回は補正値なんとかしろ!」等々ありがたいお言葉沢山いただいていますが、次回開催は・・・未定!ふりじゃなくマジの未定です。ただやりたいという気持ちはバッチリあるんだよ、ほんとな。
 またみつぼし杯関連以外でも、youtubeのチャンネルをどうしていこうかな~とか、今年の旅行はどうしよっかな~とか、将棋の勉強どうやっていくかな~とか、色々考えてます。年明けに大きな生活の変化があったり、お仕事のバタバタが落ち着いたりしたので、なんとなく再出発の気持ちです。一個前のnoteの投稿にその辺の話ちょっとしてあります。泣いちまうくらい良いこと書いてあるから気を付けてな!

隠してたこと


 みつぼし杯の意義やコンセプト、やりたかったことについて何の隠し事もありませんが、なぜ今やったのかだけは説明したことがありませんでした。理由がめちゃくちゃ個人的だったからです。

 自分のチャンネルをよく見てくれ、応援してくれる方のご家族に最近不幸がありました。その方とのやり取りで何か追悼になるような派手なことをしてほしいと頼まれたのが事の起こりで、そこから話と自分の気持ち、何が盛り上がりそうかと考え膨らまして出来たのがみつぼし杯です。

 将棋の関係というのは、盤上では厳しいものでも、盤外では不思議で素敵なものです。職業、年齢、立場が違っても共有できるのが将棋の良いところだと思います。しがないアマチュア将棋指しの自分ですが、気取った言い方をするのであれば、そういった将棋の可能性を信じて頑張りたいという気持ちです。しんどいことも多いけど、お互い頑張ろうぜ、またね!


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