テレビ洗脳

電通をぶっ潰す!

なんて言わないよ絶対。

だって、なんというか怖いから。

電通を筆頭にした広告代理店たち。本当に面白いコンテンツをクリエイトする。

あらゆる業種のなかで、瞬間的に人を魅了するコンテンツを最も世に出すといっても過言はない。

この面白さにより、人々の注目を集め広告元の製品を消費させる。さらに「もっと、もっと…」となるよう煽り続ける。需要が供給を上回り、不必要なものをどんどん購入させようが知ったこっちゃない。消費させるのが正義。これが現代の「消費主義」の構図でしょう。

これ消費主義をどんどん拡大していったらどうなるか? 将来ディストピアが待っていることを想像するのは容易だ。

消費主義が拡大していくことは幸せとは思えない。

で、なんで電通が怖いか?

消費させるのが正義→注目を集めるのが正義→面白いが正義

だと思う。広告代理店は「暴力的に面白い」のだ。武力で正義を行使するか、面白で正義を行使するかの違い。面白の銃口をつき透けて、面白で世の中を支配している。そんな強暴な力を持つ電通を怖く感じるのだ。

だから、

電通をぶっ潰す!

とは言えない。どんなときも。

そもそも、電通をぶっ潰したいか?
変えたいのは、消費主義の拡大だ。

できるかできないかは置いておくとして電通を潰したら、中で働いている人はどうなる。特に圧倒的か暴力的かも置いておいて面白いコンテンツを生み出すクリエイティブな人に恨みがあるわけでもない。

暴力的なのに対して暴力的に潰すと戦ったら、「目には目を」のハンブラビレベルの古典秩序リテラシーだ。無暴力な秩序リテラシーを貫いたガンジーもでかい溜息を漏らすに違いない。

むしろ、クリエイティブな人を尊敬している。

ならば電通を潰さない別の手段はとれないか?

💡ピコン!

世の中一般の面白度をあげればいい

心の中の一休さんがどや顔でそう言いました。
電通が圧倒的に面白くなければいいんだ。図にするとこう。

こうすれば、広告が力を失い、消費主義が縮小する。
世の中の面白総和も増える。面白クリエイティブの民主化。

そしてもし、面白の力=広告費がほぼ使われない大切なこと、例えば「心の豊かさ」「試験のためではない教育」へ向かいだしたら、世の中はものすごいハッピーになるだろう。「今あるものにも満足を得よう」を理解させるCM、「情報を遮り好奇心と向かい合おう」を伝える広告。そういうのがなさすぎる。

面白が増えれば幸せが増える。つまり、面白主義

消費主義ではない面白主義を掲げていきたい。
そして面白さで争わない。面白さが増えればいい。

面白さのNo.1にならなくてもいい。
もっともっと特別なオンリーワンだ。

みんなで面白主義を拡大しようじゃないか。

いただいたサポートは「心の豊かさ事業」の元手にさせていただきます! 誰かがハッピーになります。それで私もハッピー。