『汝の隣人を愛せよ』

「汝の隣人を愛せよ」
この有名な聖書の言葉も、
イスラエル人であったモーゼの十戒のひとつ
「殺人をしてはいけないこと(汝、殺すなかれ)」
もそうなのだけれど
これらの言葉を言葉通り2000年前から
人類が実行していたら・・・と思う。

民間人に向かって手榴弾を投げようとした兵士
ジャーナリストのカメラに気づいて
振りかぶった手をおろし手榴弾を隠した
その兵士だってユダヤ教の信者なのだろう

建前の崇高な言葉
でも隠せない野蛮さと利己主義
見られていなければなんでもあり
虐待虐殺いじめ不正差別

幸いワタシの身近にはそんな醜い世界は見られない
ありがたいことだ
自分の生活を守る楽しむことそして無関心
無力感を感じたくない
差し迫った脅威がなければ今のままでいい

そんな日常の固定した視野から
少しでも視線を移して視野の外を見ようと思う人は
やはり傷ついたことのある人なのだろう
他人の傷に気がついてなにかしようと思う人は

最近知り合った若い女性
会社の不正行為のためにつらい思いをしている様子
昨日ワタシはその女性と個人的に話すことがあった
予想した以上に自分を信頼してくれていることに
おどろき同時に心を引き締めた
信頼されることは同時に厳しい要求をされていること

忘れてはいけないな

ワタシの好きなシャンソンに
「君はもう一人の僕」と言う歌詞がある
これは『汝の隣人を愛せよ』を言い換えた言葉なんだろうな

お前に他人のことなど何がわかるか
と言われるかも知れない
でも「寂しさ」は普通の人よりわかる自信がある
寂しさのセンサーには寂しい人が反応するから
ごまかしなどきかない
このセンサーを信頼してこれからも生きていこう
ワタシにはそれしかできないから
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