【No.1291】友達にキレちゃった話

僕の隠れた特技に、パソコンがあります。もちろん専門家には到底及びませんが、偏差値60~62くらいかな。

パソコンの不具合など、ちょくちょく友人から相談されるくらいには得意です。会社の業務でも、メインは塾講師と新規営業ですが、社内のデバイスやネットワーク保全も意外に大きなウェイトを占めています。

先日も10年以上の付き合いの友人から相談を受けました。パソコンの動作が遅いと。

色々あったのですが、かいつまんで書くと

原因究明のため、こちらから質問をすると、ネットで調べれることも調べようとせず、参考リンクを送っても読まずに、ポンポン質問し返してくるので、イライラしてきました。

そして、数時間かけて問題は解決。

終始LINEでのやり取りでしたが、最後は、既読スルー。お礼の一言もなし。

もしかしたら僕の狭量さによるものかもしれませんが、さすがにキレてしまいました。

親しき仲にも礼儀ありだろうと指摘をしたところ

返しがまたセンスがなくて、

友達だろ?みたいな、ちょっとふざけたトーンで返してきました。

それでもう…、

まくし立てても意味がないので、それから彼からのLINEは無視しております(笑)

本当に長い付き合いなので、どこかのタイミングではと思うのですが、少なくとも今はまだ冷静に対応できる自信がありません。

僕は基本的に優しいほうだと思います。自分で言うのもなんですが、学生時代に何人もの女性から「優しすぎて彼氏にはしたくない」と言われるくらいなので、優しいほうなのでしょう。

それでもですよ、ふざけんな感満載なことには、怒っちゃいますよね!

かなり古い友達なので、礼儀を欠くのは、まあ、百歩譲ったとして、

こちらが真剣に怒っているのに、チャカすのはセンスないなと思ってしまいました。

島田紳助さんの『紳竜の研究』というお笑い指南の伝説的DVDがあります。その冒頭の「お笑いは、音感」という言葉が、ずっと印象に残っています。

トークが面白い人は「なんとかかんとかなんとか!」と、話がワーキャー盛り上がったあとに「ほんでな」と一気にトーンを変えても、バチッと音を当てていくことができるのだとか。

お笑いは音感だというのは、まだあんまりよくわかっていないのですが、

今回の友人は「音を外した」ように思います。

こちらが怒っているのに、いつもの冗談ぽい感じで、チャカした感じで返してきた。

チャカさず謝罪されていたら、もっと別の気分になったかもしれませんが

こちらのトーンに対して、音を外して返してきたので、火に油を注ぐ結果となったと思うのです。

これ、仕事をしている時もありますね。

営業マンの中には、間が悪いというか、こちらの状況を考えず馴れなれしい感じでくるから、ちょっと待ってくれよと言いたくなったりすることがあります。

ここのところ愛読している『無敗営業』には、営業の失敗の原因は、お客さんとの「ズレ」だと書かれています。

ズレの種類はさまざま紹介されていますが、こういった、「音」のズレのようなものもある気がします。

お客さんとのズレの原因は、情報不足であると『無敗営業』には書かれています。

付き合いが短い相手では、確かに情報不足からズレが起きてしまうでしょう。

でも、付き合いが長ければ、ずれないかといえば、ずれますよね。付き合いが長かろうと、お互いに変化していますから。

変化を無視していては、両者にズレが起こります。

相手の変化を見越して、情報収集をしよう。昔はこうだったからを基にコミュニケーションを取らず、今どうなのかしっかり探ろう。

例えば、付き合いの長いお客さんとか、例えば、奥さんとか、お子さんとか。

音感やセンスが突然身につくものではありませんが、

相手の状況、変化にアンテナをたてつつ、お互いのズレの極小にするコミュニケーションを心がけたいものです。

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