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【ドミニク・チェン氏】わかりあえなさを互いに受け止め、それでもなお共に在ることを受け容れる

早稲田大学文化構想学部准教授として、現在教鞭をとるドミニク・チェン氏。

同氏のTwitterに「テクノロジーと人間、そして自然存在の関係性を研究している」とある通り、直近は、21_21 DESIGN SIGHT『トランスレーションズ展―「わかりあえなさ」をわかりあおう』展示ディレクターを務められました。
また、開発したソフトウェア『タイプトレース』によって、デジタルデータにおいて「書き手の身体的な痕跡」や「生命的な存在感」を伝えられることを表現しておられます。

昨年Wisdom2.0Japanに登壇されたトリスタン・ハリス氏が、ソーシャルメディアとの付き合い方について改めて警鐘を鳴らし、自ら提唱した「Time Well Spent(有意義な時間)」の重要性について、語ってくださいました。

テクノロジーとの共存

チェン氏が関わる開発や研究は、まさしくテクノロジーで私達の有意義な時間や機会を創り出していると思われます。
そしてそれは、年を越えてもなお、コロナ禍での生活様式を模索する私達にとって、有害にもなり得るものを駆逐するのではなく、共存共生する関係性をどのように見つけ出すか、という視点を持つ手助けにもなるのではないでしょうか。

コミュニケーションとは、わかりあうためのものではなく、わかりあえなさを互いに受け止め、それでもなお共に在ることを受け容れるための技法である。

第3回八重洲本大賞を受賞した『未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために』(新潮社)において、チェン氏はこのように書き表されています。

そのように記し、様々な国や文化のバックグラウンドを持つ彼が、Wisdom2.0Japanでの登壇において、どのような言葉を紡ぎ、Wisdomを共有してくれるのか、心待ちにしています。

ドミニク・チェン - Dominique Chen -
1981年生まれ。NTT InterCommunication Center[ICC]研究員, 株式会社ディヴィデュアル共同創業者を経て、現在は早稲田大学文化構想学部准教授。テクノロジーと人間、そして自然存在の関係性を研究している。 2020年10月から2021年6月まで、21_21 DESIGN SIGHT『トランスレーションズ展―「わかりあえなさ」をわかりあおう』展示ディレクターを務めた。 近著に『コモンズとしての日本近代文学』(イースト・プレス)、主著として『未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために』(新潮社)がある。監訳書に『ウェルビーイングの設計論―人がよりよく生きるための情報技術』(BNN新社)など。

● 参考リンク
Dominique Chen / ドミニク・チェン (@dominickchen) · Twitter

【 Wisdom2.0Japanへの参加方法 】

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デザイン / 編集:Hidekuni Yano

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