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お酒を飲める人も飲めない人も一つだけ守らなければいけないこと

■お酒を飲めない人にやってはいけない行動
『日経Goodday』の取材を受けた帝京科学大学教授の眞先敏弘氏によると、お酒はコミュニケーションをスムーズにする効果があるそうです。
「さわやかな気分になる→話がなめらかになる」
ここまでは良いのですが、酒量が増えると、
「立てばふらつく」
となると、危険なサインです。
「何度も同じことをしゃべる→気が大きくなる→歩行困難→ブラックアウト→糞便失禁」
酔っ払いにも、このように段階があるそうです。ちなみに『酒乱』は遺伝によることが多いそうです。横井英樹さんとZeebraさんがそうですね。
話を戻して、「さわやかな気分になる→話がなめらかになる」酔い方であれば、健康にも悪くありません。この程度のお酒であれば、心筋梗塞などの冠動脈疾患による死亡率が下がるという統計とあります。
また、「酒の飲めない人は本当に気の毒だと思う。私からするならば、人生を半分しか生きていないような感じがする。体質でどうにも飲めない人は別として、すこしは修業されたほうがいいと思う。フグをジュースで食べている人を見るのは哀れである。ビールでも駄目だ。フグは日本酒に合うようになっている」(『酒呑みの自己弁護/山口瞳』)という食事とのペアリングもあります。最近、中田英寿さんが、お鮨に合うお茶の開発やペアリングに取り組んでいるように、ノンアルコールでのペアリングが難しい最たる例です。
だからこそ、飲めない人に、お酒の素晴らしさを啓蒙するのは良いことだと思います。
ただ、飲ませるのはアウトです。体質はもちろんですが、そもそも酒は自分から飲みにいくものです。『酒好き』を名乗るのであれば、お酒は人に呑ませるものではありません。お酒は自ら呑みにいくものです。

■お酒を飲めない人が飲み会で言ってはいけない一言
「めっちゃ酔っ払ってるじゃないですか~(笑)」
お酒を飲めない人ほど、『酒好き』の人の気持ちが分かりません。『酒好き』の人たちと酒乱やブラックアウトする『アル中』は別です。呂律が回らなくなっていれば別ですが、『酒好き』の人たちはテンションが上がっているだけで、ラリっている訳ではありません。
にもかかわらず、お酒を飲めない人は、テンション高く議論している様をみて、「酔っ払ってる~」と嘲笑してしまいます。マラソンで走った後に「ぜぇぜぇ」している時に、「めっちゃ疲れてるじゃないですか~」と嘲笑されたらどうでしょう?何か腹立ちますよね。そんな一言を皆でワイワイしている所に放り込んでいるのです。
「めっちゃ酔っ払ってるじゃないですか~(笑)」
はお酒が強い人が、弱い人をフォローするための一言であるべきです。

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