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ローカルメディアを悩ませる、ライブ配信における音の問題

野外のライブ配信における大きな問題は
1に回線
2に電源
3に発熱
と個人的に思っている編集長前田。そして次に来るのは音の問題。

回線が安定せずにいつも苦労する神戸ユニバー競技場。Speedifyを使って2000kbpsの配信を1月に実行しました。
第53回全国高等専門学校ラグビーフットボール大会決勝
どうですか、きれいでしょ?↓

ちなみに配信者は京都府ラグビー協会(京都ラグビーチャンネル)の酒井さん。

この配信、映像はきれいなのですが、音声の途切れが気になります。これはたぶん、WirelessGoのノイズ。

音響機器のメーカー「RODE」が一昨年発売し売れまくったワイヤレスマイクで、見通しのいい場所なら50mは余裕で飛ぶというスグレモノ。週刊ひがしおおさかでももちろん、ライブ配信でも普段の動画撮影でも活用しています。

が、この「50mは余裕」も全シチュエーションで発揮されるわけではありません。今回のライブ配信、数十秒に1度「ぷつ」というノイズ?が入っています。配信開始前には気づかずに、モニタリング時のワイヤレスイヤホンにのったノイズと勘違いしちゃったノイズ。ガッツリ配信にものっちゃっていました。

試合がおわったあと、もしやと思いWirelessGOを近い場所に移動させるとピタッと止んだ「ぷつノイズ」。表彰式付近の映像には入っていないことを確認いただけると大変うれしいです。
10mくらいの位置から、5mくらいの位置に近づけただけなのに。

放送・映像畑の方にすれば「マイクは有線で引け」ということになるんでしょうが、1〜2人で完走しなきゃけないのが週刊ひがしおおさかのライブ配信なので、省配線って神なのです。

左が送信機、右側受信機

ここまで読んで「カメラに付いているマイクでいいんじゃ?」と思った方。それやったらカメラマンとかその横でパソコンをいじっている僕らの咳払いとか鼻をすする音も入っちゃうじゃん?配信業務開始初期は「それも仕方がない」と思ってやってきましたが、風の音も入っちゃうし素人感が拭えない配信になってしまいます。

音って本当に難しい。
と、音だけのために数万円するショットガンマイクや長いキャノンコードを買えない(買っちゃけない)ローカルメディアは思うのでした。

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