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電波激悪な天理親里競技場を攻略しました。今週末の高校ラグビーの配信が楽しみです。

ライブ配信大好きな週刊ひがしおおさか、ようやく天理親里を攻略した。見てよこのクオリティ。

PCのブラウザで見るとまだ粗さは見えますが、スマホくらいだと
J SPORTSオンデマンドと変わらないクリティだよな
って感じません?感じますよね??

編集長前田はライブ配信が大好き。Ustreamで授業とかやってたのが2011年だから、もう13年です。ラグビーのライブ配信は2015年の関西セブンズからで、それでも9年やってるんだから、もう粘り勝ちだよね。

コロナ禍とともに一気に一般化したライブ配信という分野。今やYoutubeにカテゴリとして「ライブ」が存在するほどで、ゲーム実況や先日はJAXAがSLIMの月面着陸をライブ配信した。

スポーツ、特に我々が主戦場にしている屋外スポーツのライブ配信には、ゲームやライブとは違ったノウハウが必要とされて、主には回線と熱。
その2点において、天理親里球技場は劣悪と言っていい環境だ。

天理親里競技場はこんな感じ。天理駅から徒歩40分くらい。

まず熱。今は冬だから問題ないけど、ここは屋内施設にエアコンがない。よって夏の配信は、扇風機をガンガンに当て、保冷剤で機材を冷やして、冷却系のグッズはいっぱい試した。↓みたいな失敗を繰り返しながら。試合開始してずっとカクカクしてる。電源入れ直して、後半からようやく改善…。

もう一方の攻略点「回線」は、天理親里の恒久的な課題。
「親里電波弱い問題」
はメディアの間では本当に有名な話で、スタジアムの施設内ではドコモがうっすら入る程度。ソフトバンクは1本しか立たず、写真を本社に上げるためにドコモのルーターをレンタルしてくるってカメラマンもいるほどだ。

この問題を劇的に改善したのは、Speedifyという有料(だいたい13,000円〜18000円/年間)のネットワークボンディングサービス。複数の公衆回線を束ねて擬似的に1本の回線として使用するもので、Twitterで知り合った山崎さんに教えてもらった。

実は、5年以上前に試してはいたものの、あまり良い印象を持っておらず。それを山崎さんに「よくなってるよ」と手ほどきを受けたって感じ。
おかげで今は、ドコモを3線とau(povo2.0)を1回線の4回線ボンディングで天理親里でも安定して2000kbps〜4000kbpsで配信ができている。
配信しても途中でカクカクしちゃう。
という、スポーツチームの皆さんにはぜひ試してほしい。ぜんぜん違うから。詳しくは、ライブ配信界のスーパーインフルエンサー松井さんの記事を参考に。

回線が安定してくると、ようやく「映像に凝る」「音声のクオリティを上げる」という他の分野の配信では当たり前のことが可能になる。
今回の親里では、カメラをいつものソニーCX680からAX45Aにグレードアップ。今までは「いいカメラ使っても回線が細いからわからない」という状態だったが、今回は2000kbpsでも「きれい」と思える画質で配信できた。

ザラッとした感じがしない。暗いのは課題。

年末の福岡の試合では、カメラは低画質ながらも「オープニングを流す」というチョケたことも実施。

オープニングなんて本筋に関係のない余計なことをやって時間を割かれると、本編で失敗する可能性が上がる。
今まではいつ回線が細くなるかわからないから、ずっとPCの前にへばりついていた。細くなったタイミングで、配信ビットレートを下げないと中継自体が途切れちゃうからね。
配信者のリソースに余裕ができてきた。

リソースが生まれると、ようやく「凝れる」段階に入ってきた。次は↓のようなチャットをポップアップしてみようかな。

次のチャレンジは1月28日。高校ラグビーの大阪新人戦。どこから手を付けようかな。楽しみ楽しみ。


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