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子が親を殺害と親が子を殺害

“教育虐待”で「父に恨み」「仕返しを支えに生きていた」元九大生の長男(19)に懲役24年の判決、両親を殺害したとして起訴(求刑は懲役28年)

どうして子供が親を殺したら懲役24年で、親が子供を虐待死させると(最近では)懲役10年、多くは10年にも満たない。

理由があれば殺しても良いと言いたいわけではない。
殺害方法に強い殺意を感じられるとか、動機や経緯は身勝手で自己中心的と言わざるを得ないと言われているけど、親が幼い子供を日頃からの虐待の末、殺してしまうことはこれよりも軽いのか?

常日頃から耐えがたい虐待を繰り返し、まだ幼い子供はそれでも親を必要とし、じわりじわりと弱らせ殺される。

死ぬとは思わなかった。
殺意はなかった。
虐待する人間はだいたいそういうけど、それは殺意がはかったのではなくて「死ぬことを何とも思っていなかった」のではないの?
殺そうと思ってしていなくても、これを繰り返せばどうなるか想像がつくはずだし、想像つかなかったというのなら、それは我が子が死んでしまうことになんとも思わない無意識の殺意だ。

それこそ無抵抗で悪意のかけらもない。

虐待を受けて育ち、ある一定の年齢になると殺意がわいたっておかしなことじゃない。
殺したくもなる。
消えて欲しいと願ってしまう。

この子はそれを実行してしまった。
24年。
この子は19年間耐えてきて、さらにそれ以上の年月、また耐えなければいけない。
この子が安心して寝れる日はいつになったら来るんだろう。
自由に、自分の人生を歩めるのはいつなんだろう。

救われて欲しい。

そしてわが子を虐待死させる人間の罪をもっと重くして欲しい。
なんのために産ませてきたのか。
痛い、怖い、苦しい、お腹すいた、寒い、暑い、寂しい。
そんな思いばかりして、あげく殺されてしまう。
あまりにも酷すぎて想像を絶する。

当時19才だった彼には、いつか愛情というものを知って欲しい。
そして生きていって欲しい。

やるせない。

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