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''ダイバーの墓場''には絶景があった


今日はブルーホールへダイビングへ行く。

ブルーホールと検索すれば色々と出てくるが
その中でも、''世界で最も危険なダイビングスポット''や、''ダイバーの墓場''など悪名が目立つ。

そう、ここではかなりのダイバーが実際に亡くなっている。

ブルーホールとは、簡単に説明すると海に開いた巨大な大穴の事である。

ここダハブのブルーホールは直径約60m、深さ130mにもなる。

その縁のドロップオフ(水中にある断崖絶壁)に沿って潜っていく。

青の色が濃いところがドロップオフ

写真で見てもよくわかるが、この色が濃くなってるところから急に深くなっている。

ここで潜るには、事前にブルーホールで潜れる技量があるかチェックする為のチェックダイブが必須。

ダイビングはどんな時でも危険が伴う、体調管理は当たり前だが私は特にこんなに危険なところに最悪な二日酔いで行ってしまった事は反省している。。

ここで亡くなった人たちの石碑

近くにはここで実際に潜って亡くなった人達の石碑がこの1枚の写真に収まらないほどあった。

救急車も常に待機


常に救急車も待機している事から本当にこれから私は死ぬのかもしれない、という初めて死に対する恐怖感を感じた。

それでも
潜りたい、見てみたい、どんな景色が待ってるのか、
と好奇心が勝ってしまう。

危険を伴って登山や危険なアクティビティをする人の気持ちがわかった気がした。

下は100m以上の深さ


透明度も抜群。
しかし下を見ると吸い込まれそうな深さ。

今まで割と色んな場所で潜って来たが初めて恐怖を感じた、けどそれ以上に言葉に出来ないほどの素晴らしい光景が待っていた。

これは過去一

言葉に上手く表せない。
まずは本当にはるばるエジプトまで来て良かった。

上を見上げると水中からも眩しいくらいの差し込む太陽光にドロップオフに広がる珊瑚礁の周りを自由に泳ぐキンギョハナダイの群れ。

実際に潜るまでどんなものが見れるかわからない、
コンディションだってわからない。

決して全く同じものは見れない、毎回違う。

ダイビングには若干のギャンブル性がある気がするのは私だけだろうか、

ブルーホール以外にも何ヶ所かダハブで潜ったがやはりここを超える場所はなかった。
絶対にまた来よう。

こんな感じで私のエジプトでのダイビングは大満足にて終了した。

ダハブからカイロへ戻る。
それまでの数日はまたダラダラ過ごしていた。

最終日、韓国人の彼らに私が明日ダハブを出発する事を伝えるとディナーに誘ってくれた。

またどこかで絶対会えるよね!と彼らとは別れた。
(9月に韓国で再会した)

夢の世界から現実に戻る気分


ダハブは本当に良かった。
自分が今どこの国にいるんだろうと毎回思わせてくる独特な空気感。世界中の旅人を惹きつける何かがあると私は思う。

バスターミナルへ向かう為にダハブの街を抜ける道がまたそんな気持ちを加速させた。

絶対にまた戻ってこれる、と思いながら。

久々のバス

何も光のない暗闇をひたすら進んでいく
窓からは星が綺麗に見える。

所がまだ走り出してそんなに経っていない所で場末のレストランみたいな所でバスは止まった。

休憩にはまだ早い気が、、

するとアラビア語なので何を言ってるかはわからないが、雰囲気から察するに降りろと言っている、しかも荷物を全部持てと。

バス壊れたwwwww


原因はわからないが、
とにかくバスが壊れたらしいwwwww

深夜、ネットもよく繋がらない所で急に下ろされて数時間代わりのバスが来るまで待たされた。
旅にハプニングは付きもの、と言うが、、

(sim無しでネットがないので結局あの時私はどこにいたのかいまだに分からない)

まあ普通の人ならここで色々感じるとこがあると思うが私は呑気に、あー星が綺麗!!なんて思っていた

この状況をいかにストレスフリーで過ごせるかどうかがバックパッカー旅を円滑に過ごせるかを握っていると思う。

まあ無事に代わりのバスが来てそのあとは流石に疲れていたようで死んだように爆睡していた。

何時間経ったかわからない、
車内に警察官が何かを言いながら入って来た音で目が覚めた。
今度はなんだよ、、と思ったらおそらくどこかの検問所についたのだろう。

荷物検査のために全員下ろされた、朝の4時

早朝4時

眠い目を擦りながら自分の荷物を警察官の前で開ける。しかし表面をチラッと見るだけでほぼ他はチェックしてない、他の乗客も同様。

こんな早朝に起こされてこれかよ、と。
どうせならもっとチェックしろよ、と思ったところでしょうがないが。

後から写真の位置情報を確認すると
スエズ運河の近くにいたらしい。

約10時間近く掛かってなんとかカイロまで戻って来た。
これでナイル川に沿って南下してシナイ半島をぐるっと回ってまた戻って来たことになる。

我ながらよく1人で頑張ったと思う。
毎度自分のこの行動力に自分で驚く。

怠惰な人間をそうさせてしまう好奇心
少し怖いものかもしれない、とたまに感じる

エジプトのビザの期限まであと3日。
''混沌の街カイロ''で最後の最後までカオスに過ごしていきます。

ちなみにまたピラミッド行きました、
大好きすぎる、、


続く。

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