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父の死とわたし


2019年11月、父が亡くなりました。享年69歳。

2018年秋、「どうも体調がおかしい」と言っていた父が病院を受診したところ、膵臓癌ステージ4でした。

1期:膵内に限局し、リンパ節に転移していない。
2期:腫瘍の一部が膵外に出る。リンパ節転移(-)は2A期、リンパ節転移(+)は2B期。
3期:腹腔動脈または上腸間膜動脈にがんの浸潤を認める
4期:肝臓、肺、腹膜、大動脈周囲リンパ節などへの遠隔転移を認める。


父にとっては青天の霹靂だった様子。当時68歳。会社の経営等もしていて、現役で仕事をしていました。

判明したのは膵臓ガンだけでなく、すでに肝臓そして骨へ転移している事実でした。

お医者さんの見積もりは「早くて3ヶ月、もって1年だと思います」との事でした。

一般的な寿命から言うと、父はまだもう少し生きる年代。しかし、死とは本当に突然訪れます。

今回は父が亡くなるまでのガン闘病生活と、私が父の死から感じたことをまとめてみました。

ある日突然やってくる「親の死」
私の体験から考えるきっかけになれば幸いです。

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突然始まった抗がん剤治療

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父の治療は、診断後すぐに始まりました。
切除不能膵臓がんに対する治療法は、原則として化学療法(抗がん剤)になります。

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