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Saudade

暗い世界の片隅に 自分を押し殺して
笑いたくもないはずなのに
ほらまた笑ってる
その悲しげな笑顔は
狭い道端に咲いてる花のように
遠くからだと美しいのに
何故だか切なくて

「幸せになってはダメ」
まるで何かの合言葉のように繰り返す
信じるのが怖いだけ?どうしたらいい?
時には泣いたっていいんだよ

独りぼっちでいるその君の隣に居られたら
うつむいた心を抱きしめるのに
叶わぬ願いだと分かっちゃいるけど
今日もまた眠れない
僕はあと何度 君を想って 歌えば
手放せるのだろう

心に手を伸ばした帰り道
突然で君を困らせた
夜空が赤らむあの時に
戻ることはもうないんだね
分かるはずの嘘を見落とした
胸の苦しさから逃げたくて
一つだけ僕も嘘をついたね
「さようなら」なんて

「幸せに限界はない」
昔、何処かの誰かがそう言ってくれたんだ
綺麗事 と背を向けた 遠い記憶に
今なら素直になれるかな?

独りぼっちで行くその道は
どれほど寂しいだろう
負けそうな時には僕を頼ってよ
届かぬ想いだと分かっちゃいるけど
まだ前は向けない
僕はあと何度君の幸せを願えば
忘れられるのだろう

忘れてしまおうとすればするほど
頭から離れない
本当は今でも君を想ってる
変わらぬ運命だと分かっちゃいるけど
まだ受け入れられない
僕はあと何度 君を想って 歌えば
手放せるのだろう

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