観るまでシネマ撰 "Gamma3" or "The Green Slime"

これは海外版の予告篇。
 d( ̄  ̄)
 日本の東映とアメリカのラム・フィルムの共同製作第二弾。
 (第一弾は”海底大戦争” -千葉真一主演-)
 アメリカでの配給は”メトロ・ゴールドウィン・メイヤー・プロダクション”!!
 (要するに”2001年〜”を公開したMGMだす。(* ̄∇ ̄)ノ)
 国内では70分版(海外版の方が90分の長尺版と云う当時としては珍しい尺構成)が”東映ちびっ子まつり”で上映され、当時4歳だった僕が記憶にある限り、映画館で初めて泣き喚き、”帰るぅ!!(T ^ T)”と父親を大変困らせた映画である。
 思えば、ホラー系の映画が苦手になったのは、きっと本作がトラウマになったんだな。(笑)
 でも、実際、怖かったんだ。
 僕としては…。
 故に宇宙ステーション”ガンマ3号”に侵入した地球外生物”フローラ”の詳細な設定まで憶えている程だ。
 ( ̄▽ ̄;)
 彼奴は”単眼”で”二本の触手”を持ち、電気エネルギーを吸収して成長する…。
 それだけならまだしも、その電気エネルギーを触手から照射して攻撃手段として用いるばかりではなく、単細胞からでも”無性生殖”によって限りなく”増殖”しまくる!!
 (〇o〇;)!!
 もうそれが怖くて、怖くて…。
 ((((;゚Д゚)))))))
 だって!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
 1匹でも怖いのに、限りなく増殖してくんだよ???
 "宇宙ステーション"と云う”閉鎖空間”でだぜ!!
 ( ̄Д ̄)ノ
 イマドキの鑑賞眼で観れば、確かに着ぐるみはチャちい。
 だが、宇宙遊泳シーンなども含めて、ブルーバック合成を駆使して”当時”としてはかなり頑張っているのだ。
 だから、当時の観客眼線で観た時、その”怖さ”は”リアルに怖い!!
 ((((;゚Д゚)))))))”
 ちなみに監督は深作欣二。
 ( • ̀ω•́ )✧
 特撮監督は”円谷英二の片腕”として”ゴジラ”から”バラゴン”辺りまで美術監督として彼を支えた渡辺明。
 (国内版ではクレジットされていないのが残念…。ちなみに僕がファンの将棋の棋士である渡辺明名人とは関係ない。www)
 と云うか、スタッフは日本人、キャストはアメリカ人と云う構成。
 とすれば、東映スタッフ頑張っとるでしょ?
 ( • ̀ω•́ )✧
 もしかしたら、”宇宙からのメッ●ージ”より気合い入ってないか?
 ハウア!! Σ(゚□´(┗┐ヽ(・◇・´)ノ ソレハ云ッチャダメ!!
 ノーミソ・タラン…いや、クエンティン・タランティーノ監督は本作の大ファンで、深作監督にサインを貰った時は、本作のレーザーディスクを差し出したそうである。
 まぁ、気持ちは判る。(笑)
 思うに本作はジョン・W・キャンベルの”影が行く -Who Goes There?- "(映画名 -The Thing- ”遊星よりの物体X”くんとか”遊星からの物体X”くんとか)を下地にしてるっぽいが、後の”エイリアン”とかの宇宙ホラー系映画の源流になったのではなかろうか???
 だって、タランティーノに限らず、だいたい、あの辺の監督とかあの辺の監督とかが子供の頃に観た…と思いねぇ。
 強烈な幼児体験は時として本作を擬えた映画を作らせてしまう原動力となるのだ。
 Щ( ̄▽ ̄Щ)
 尚、海外では”gamma3"または”The Green Slime”のタイトルで公開されている。
 日本でだって、"ガンマ第3号 大作戦"とか"ガンマー第3号 宇宙大作戦"とか結構、テキトーだった。(笑)
 これはあくまで個人的な想像だが、本作で海外との映画製作のノウハウとコネを培った故に、深作監督の”TORA!TORA!TORA!”起用への布石になったんじゃないのかねぇ。
σ( ̄、 ̄=)ンート・・・

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