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たまに観たくなるタイプの映画 Poor thingsを観てきました

休日にボードゲーム会もなく、家族も出掛けていたので、エマ・ストーン主演の「哀れなるものたち」を1人で観てきました。原題の「Poor things」の方がしっくりきます。
こちらは今週(2/7)の「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」で紹介されていたので興味を持ち、近くの映画館で確認したのです。しかしR18指定でしたので映画館で観ておかないとと思い、家族が不在な時期を見計らって観てきました。

とにかく映像と音楽の演出が良く、赤ん坊の頃は世界に色がなく、気持ち悪くなるような不協和音のBGMが鳴り響きます。やがて知恵が付いてくると世界に原色系の色がつき、他方で周りを囲う大人たちを魚眼レンズで捉える映像が意識的に増えていきます。

演出の大半は正真正銘のR18指定ですので、1人で観に行った方が良いと思います。構成は非常にシンプルですが、前半はフランケンシュタインのようなゴシック調かと思いきや、だんだんと星の王子様みたいになる展開で主人のベラの成長がすさまじく丁寧に分かりやすく描かれています。

とにかくエマ・ストーンの神経を研ぎ澄ました演技が凄まじく、この演技あっての映像と音楽の演出だと思います。長く生きている人ほど、ハッとする瞬間が多いのではないでしょうか。

庭園に登場するキメラたちがとってもカオスで愛おしいです。

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