見出し画像

偽者のままで遊ぼう ゆびきりをしながら針を飲み込むように

あふれだすマジックアワー 魔法ならもっとじょうずに泣けないのかよ

変わらないもの いかさまのキスをしたあと髪の毛をいじる癖とか

やさしさは甘えるための言い訳で三日月みたいな背骨をなぞる

うつくしい夢を見るためできるだけ銀河を深く深く吸い込め

特別じゃないはずのひと ウィルキンソン はっ、と弾けてそれでおしまい

溶けていく星空のこと 見たこともない色たちをもっと教えて

残像が絡まる前に手を振った ネオンがすごくださくてよかった

液化する街のにおいを憶えてる せめてきれいに混ざりたかった

愛なんて知らないことにしておいていまを最高地点と呼んだ

地に足はついてないけどばれないよ ひとりで歩く道なんだから


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?