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トリエンナーレでボランティアしています②

ちょくちょく横浜トリエンナーレのボランティアに入らせていただいています。
ボランティアの休憩時間や空き時間に作品を見て回っています。

今回は無料のエリアが本当に本当に充実しています!休憩がてらふらっとで良いので是非横浜トリエンナーレに、横浜美術館に来てみてください。
今回も会場が広すぎて全部は回りきれていません。またゆっくり作品を見に行こうと思います。

横浜美術館のグランドギャラリーは無料で見られるのですが、まさしく「誰かを包み込む場所」としてのアート作品がたくさん置かれる場所となっています。

インターネットを使えばどこにでもアクセスできる時代、そして理不尽な暴力もなされる時代において「自分が守られるような場所を確保すること」は大変に意義があり、大切なことだと思うんです。それを形にして、かつ個々の主張に沿って表現された作品がグランドギャラリーでは見られます。

こちらの、サーミ族の血を引くアーティストさんの作品は、国境に縛られず大地を移動する民族としての「移動できる住む場所」を表しています。
良く「国のための人ではなく人のための国だ」という論が交わされますが、そもそも「国」自体も人が生んだ概念に過ぎない。なので「誰かが安心して暮らせる場所」を作ることから全てが始まり、それは権力やまして権威には左右されないのだというメッセージが伝わってきました。
「決められた道を行かない」という意思が現代においてどれだけ大切かを思いました。

日本のアーティスト、志賀さんの作品がこちらです。
現代の機器に関する本が並べられているライブラリーとなっています。

とっても素敵でした。ヒトが社会を営む上では必ず問題が発生します。必ずです。そのことを考えながら、世界で起こっている問題についての文献を読む時間はとても貴重でした。
このテーブルを囲む座布団に座っている時間は自分もこの「横浜トリエンナーレ」というアートイベントに守られているような、いえ、そのアートの一部になるような感じがしました。

他にもたくさん「こんな素敵な作品があったよ!!」と言いたい作品があるのですが、それはまたじっくり見てからお知らせしたいと思います。

どうぞ横浜に来てください。会期は6月9日までです。

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