👨‍🏫1曲集中解説 “『真夏の果実(サザンオールスターズ)』”

今回は特定の1曲を掘り下げて見ていく、題して『👨‍🏫1曲集中解説』といった趣旨のトピックです😉


●曲の具体的解説の前に概要から…。
夏が近付くにつれて、この『真夏の果実』をラジオで聴く機会が多くなったように感じます。
言わずと知れた“90年代サザンの代表曲の1つ”です。

“稲村ジェーン”という、サザンのボーカルの桑田さんが監督をされた映画があったんですが、この曲はその主題歌です。

今の時代で知らない方が少ないとは思いますが、リンクを下記に貼り付けておきます🙇‍♂️⬇️

『真夏の果実(サザンオールスターズ)』
https://music.youtube.com/watch?v=8mYSLRDeQfg&feature=share


サザンの色がよく出ているフォークバラッド調の曲ですね😉



●1990年に『おどるポンポコリン(B.Bクイーン)』と争った曲😲💡
アニメ『ちびまる子ちゃん』の主題歌だった『おどるポンポコリン』とは“レコード大賞”で争ったことがあり、惜しくも受賞出来なかった曲でもあります。

恐らく、『おどるポンポコリン』の方がインパクトがあったため、受賞を逃したのでは…❓というのがボクの考えです🤔
桑田さん自身も、受賞出来なかったことは悔しがられていたようです。

また、桑田さんが『どこに持っていっても恥ずかしくない歌』としてこの曲をあげているそうですよ❗️
本人も相当な自信があるのでしょうね😋



●サザンの代表曲にして、実は少し変わった編成の曲💡
フォークバラッド調とは前述した通りですが、よくよく聴くと少し変わった楽器の編成なんです🤔💡

メンバーの大森さんというギタリストの方が演奏されていますが、この曲では珍しくウクレレを演奏されています。
左チャンネルの方から聞こえてきますよ👂♪

サザンの曲は多数ありますが、ウクレレの曲は極めて少ないんです🤔
だからフォークっぽさがより増しますよね〜😋



●桑田さんのボーカルについて。
夏の失恋の曲ですが、“男泣きを実に鮮明に表した歌い方”なのではないかと感じますね🤔

Aメロ〜Bメロの辺りは少ない声量で囁くように歌っており、サビのところは他のメンバーのコーラスを交えながら泣きながら歌っているように聞こえます。

ちなみに、サビは盛り上がっている印象はありますけど、桑田さんの声量があまり大きい印象ではないですね。
一見してかなり声を張り上げているようですが、“実際にはあまりに儚く、他の音にかき消されそうな声質で歌っている”ように聞こえており、曲のイメージに合わせてこの歌い方を演じているのではないかなと感じます🤔💡



●桑田さんのボーカルについて、パート2。
“夏の失恋歌”な訳ですが、最初から最後まで一貫して悲しい言葉や繊細な言い回しが続きます。

真夏という割には、“あまり熱さを感じなくて、むしろ失恋後の冷めきっている男の心情”がずっと続くため、冷たい夏の夜のような情景を想像してしまいますね🌃

“四六時中も好きと言って 夢の中へ連れていって”
“砂に書いた名前消して 波はどこへ帰るのか”
“マイナス100度の太陽みたいに身体を湿らす恋をして〜”
と、かなり冷ややかな印象のフレーズは、さすが桑田さんといったところです😲✨✨



●楽器も静かな演奏をしていること。
先程はウクレレのことを書きましたが、他にもキーボードが特に印象的なフレーズが多い曲だとも思います。

逆に、ドラムやベースといった“リズム体”は音数を極めて抑えて演奏されていると思います☺️

こういう細かい編曲に行き届いているのも、さすがサザン❗️と思うばかりですね❗️

ところでボク個人としては、間奏のところでソロのシンセサイザーの音はお気に入りです。
シンセで盛り上がった後、桑田さんがまた歌い始めた時にシンセが引っ込むため、ボーカルと楽器の調和がとても保たれているように感じます♪



🌟最後に、ちょっと小話を…(笑)
ちなみにこの記事を書くために、改めて歌を聞き直してみました。
改めて『真夏の果実』を聴いてみては如何でしょうか😉❓

ボクはどんなに感動しても、歌を聴いて泣くことはほとんどないんですが、少しだけ泣きそうになりました…🥺🌃…(笑)

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