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FP2級に合格しました。

本日10時FP2級の合格発表がありました。
試験自体は今年の1/27にあったわけですが、発表は1ヶ月以上空けてからのスケジュールとなっています。
試験内容としては学科試験と実技試験に分かれており、学科試験はマークシート形式、実技試験は記号選択や計算問題なので答え合わせに時間がかかるとは到底思えません。現在炎上中の日商簿記2級でさえ、早いところは2/24の試験で3/4には合格発表が行われているので正直遅すぎる気がします。
まあそこに文句を言ってもどうしようもないので今は素直に合格を喜びたいと思います。

FPとは?

FPとはよく聞くものの、どういうことをやる試験なのかよくわからないという人は多いのではないでしょうか。
FPは正式には「ファイナンシャルプランニング技能士」と言います。
「ファイナンシャルプランナー」と思っている方が大半だと思いますが、こちらは通称ですね。
実は「ファイナンシャルプランニング技能士」は「職業能力開発促進法」に基づく国家資格だったりします。
一方ファイナンシャルプランナーで検索していくと、「AFP」や「CFP」という資格も目に入ると思います。
これらは同じ「ファイナンシャルプランナー」と呼ばれる人達ではありますが、「AFP」や「CFP」は国家資格ではなく民間資格となります。
AFPやCFPは更新が必要な資格で、大学のように一定の期間内で各種講座を受講し、必要な単位を取得する必要があります。
ただ、どっちが偉いということではないですし、難易度にも差は無いと思います。

FPって何ができるの?

何もできません。
正確にはFPだけにしかできない仕事というのはありません。
公認会計士や税理士はいわゆる「独占業務」と呼ばれる業務があり、それぞれの資格保有者しかその業務を行うことができません。公認会計士であれば会計監査、税理士であれば税務代理業務や税務書類の作成、税務相談がいわゆる「独占業務」に該当します。
一方、FPはいわゆる「名称独占資格」と言われていて、試験合格者以外の人が「ファイナンシャルプランニング技能士」と名乗ることは許されていません。
しかし上述した「ファイナンシャルプランナー」は通称なので試験の合否に関わらず誰でも名乗ることができちゃいます。
ファイナンシャルプランナーの方が圧倒的に有名なのでわざわざファイナンシャルプランニング技能士を名乗る人はいないでしょう。

じゃあFP試験ってなんのためにあるのさ

ごもっともな突っ込みだと思いますが、これは人によりけりだと思っています。
それはFPの試験範囲の広さに表れています。
FP試験における学科試験の範囲は以下の6分野に分かれています。
A ライフプランニングと資金計画
B リスク管理
C 金融資産運用
D タックスプランニング
E 不動産
F 相続・事業承継
詳細はこちら
実技試験についてはこの学課試験の範囲に関連した計算問題や選択問題が出題されるようなイメージです。
内容については勉強していて思いましたが、まさに「広く浅く」という感じです。
いわゆる日本のお金にまつわる制度を網羅的に扱っているため、初学者にとっては「なんだこれ」となると思います。
僕の場合はA~D(特にD)については仕事や日常生活で触れたりしていたので始めて見るものもあれど「まあこんなもんか」という感じでしたが、不動産と相続・事業承継についてはそれこそ「なんだこれ」の世界でした。
その影響か、昨年の5月に受けたFP2級の試験では学科試験こそギリギリでパスしたものの、実技試験のうちこの2分野の問題が全く解けず、1点足らずに不合格という何とも悲しすぎる結果となりました。
ただ、こうして合格できたので上記の6分野について一定程度の知識があると認められたわけです。
あとはこの資格をどう活用するかはその人のキャリアプラン次第かなと。
これだけ試験範囲が広いわけですからいわゆる合格したら普通こうするよね的なものがあるわけではありません。
銀行や保険会社に勤めている方は、当然自身の業務に深く関わるわけなので自分自身の業務に対する理解が深まることでしょう。
そうでは無い人も、お金にまつわる様々な制度を知ることができるので、勉強して全く損はありません。むしろ自分の将来において学んだことを当てはめることができ、制度を活用できるようになるのでコスパはかなり良いと思います。(回し者ではありません。)
例えばですが、不動産で言えば住宅ローン控除の制度は知っていましたが、10年以上住むと売却益が3000万円控除できる制度があるのは知りませんでした。
実際に不動産を持っているわけではありませんし、購入の予定も現状ありませんが、いざ買うとなった場合にこの制度を知っているか否かだけでも検討の幅は違うと思いませんか?

次に向けて

2級受かったので1級も受けてみようかなと思います。とはいえ、1級となるとさすがに受験者層もかなり違ってきますし、面接対策もしなくてはいけなくなるので最終的な取得は大分先になりそうです。
あとは、証券アナリストやビジネス会計検定の1級も面白そうなので今後手を伸ばしていきたい分野ですね。

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