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時代劇が観たい!~殿堂入りのドラマ時代劇6選

テレビからNHKの大河ドラマ以外、連続時代劇が少なくなってずいぶんになりますね。昔は毎週数本放送されていたのでとてもさびしいです。

そこで個人的に殿堂入りしているかつてのテレビ連続時代劇をざっと紹介。映画は含みません。

必殺シリーズ


ご存知必殺シリーズ。ぼくが好きなのは初期です。中村主水が出ているものだけに限れば、必殺商売人までですね。特に、名作とされる「新・必殺仕置人」と沖雅也の市松が光る「必殺仕置屋稼業」が好きです。前者は、必殺の最高峰として語られることが多いです。特に最終回は伝説となっています。後者は隠れた名作で担当した各話を担当した脚本家にもよりますが、伏線を張ったよく練られたシナリオが多く、見ごたえがあります。


眠狂四郎(田村正和版)


眠狂四郎は市川雷蔵が有名ですが、ぼくが好きなのは田村正和のテレビ版。なんとも暗く退廃的なトーンで描かれる世界がニヒルな田村正和の演技とぴったりあって雰囲気抜群の時代劇でした。ガキには荷が重かったのでおとなになってから再放送をまた観ましたね(笑)。

子連れ狼(萬屋錦之介版)


これは有名ですので言うことないかな?子役がブームになりましたね。拝一刀の殺陣もすごいけど、子供が修羅場をくぐってきて目つきだけで大人を威嚇するシーンがまたすごい。萬屋錦之介は格が違いますね。待ち伏せという映画があって、三船敏郎、石原裕次郎、勝新太郎と4人で共演してますが、次元が違う別格4人が揃いすぎて逆に面白くなかったです。今は、この手の男くさい俳優が減りました。ちょっと残念です。

鬼平犯科帳(中村吉右衛門版)

平成の時代劇といえば鬼平。かなり長く続きました。いかに大盗賊であっても殺さず犯さずの悪党なりの筋を通した相手には優しく、極悪非道な輩には鬼となる鬼平がとても魅力的でした。悪党だったのに鬼平にひかれて密偵になるものもいたり、潔くお縄につく肝のすわった悪党とのやりとりがあったり、勧善懲悪でない人情味あふれた捕物時代劇の代表ですね。中村吉右衛門がはまり役だったし、梶芽衣子その他の脇もしっかりしていて、ラストのジプシーキングスも最高でした。


雲霧仁左衛門(山崎努版)

平成時代劇は池波正太郎原作ものに尽きる感じがします。最近では中井貴一版もいいですが、ぼくはやはり山崎努版が好きです。小頭の石橋蓮司がいい味だしてるんですねえ。火付盗賊改方には中村敦夫が出てました。豪華ですね!

剣客商売(藤田まこと版)

最後にやはり池波正太郎原作のシリーズもの。亡き藤田まことさんがしのばれます。脇役は途中で変わりますが、ぼくは第1~3シリーズが一番好きです。三冬は大路恵美さんのほうがあうと思うから。演技的には寺島しのぶさんですが、イメージ的には大路恵美さん(個人的な好みでしょうか)。
最近も北大路欣也さんで放送されてますね。でもやっぱり藤田まことさんのシリーズが良かったなあ。

こうしてみると、池波正太郎は偉大ですね。著書のほうは剣客商売を数冊読んだだけですが、実に落ち着いた味のある物語ばかりでした。また読んでみようと思います。

今回はお気に入りの時代劇を数本紹介しました。
それではまた。

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